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虹がつなぐもの ~「虹」 菅田将暉


豪雨の後には、伸びやかな青空が広がり、落ち着きを取り戻した街を慰めるかのように虹が浮かぶ。

子供の頃、誰もが経験あるかもしれないが、虹の突端、虹が出現するその場所をつきとめようと、、虹が見えるその方へ歩みを向けたもの。

でも、たどり着くことができず、そのうち、いつのまにか虹は消えている。

それは大気、、、空一面をキャンバスとして描かれた半円の環。空の果てに到達することが無いように、虹にもまた到達することはできない。

でも、虹に向かう。虹の先には、幸せの源があるような気がして。我々は虹を探しにでかけていく。

虹は、Rainbowと書く。虹は雨上がりに浮かぶものであるから。

実は、熱帯の国、南の島では、夜間、大気中の水分が飽和状態になるとき、、つまり、湿度が猛烈に高くなる晩には、月明かりに照らされて、ほのかな白い虹が出るのだそう。

そう、夜空をキャンバスにして。

この虹のことを、Moonbowと呼ぶらしい。月明かりに照らされて出現するから。

ベランダで、草木に水を上げている君。その水を反射して、足元に浮かぶ虹。足元に浮かんだ虹は、これからの幸せな未来を約束する橋渡しのような存在。

君を想うだけで明日が輝き、虹が浮かぶ。君を想うだけで幸せの涙が浮かぶ。その涙の中にも虹が見えるだろう。

何もなかった空に、足元に、涙の中に浮かんだ虹に、、、
「ありがとう」に代わることば。
「I love you」とささやいて。

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