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ちょっと先の夏を見据えて 〜 「6月はRainy Blues」 ZIGGY (ジギー)


六月はジューンブライドに象徴されるように幸せなイメージもありますが、梅雨、雨からの連想で恋の終わりの予感もあります。

最近は北海道も六月は蒸し暑くなっていますが、90年代は、爽やかな風が通り抜ける季節だったような気がします。(北海道には梅雨が無かったんです)

ただ日本は本州以南は全国的に梅雨前線の影響を受けますから、やはり六月はどことなく憂鬱なものという意識がありますかね。

Bluesという音楽は何回かこのnoteで書いていますが、アメリカ南部奴隷制度時代に発祥した音楽カテゴリ。

晴れ渡る日は、労働作業が待っていて、彼らにとって、青い空は憂鬱なものでした。

毎日の憂鬱な苦役に耐えながら祖国を思い、隙間時間で歌い上げた叫び。

この叫びが、ブルーズ、Bluesと名付けられたのには、こんな理由があります。

翻って現代社会では、雨や湿気、蒸し暑さは、晴れた青い空と比べて、やはりイメージが悪いかもしれませんね。

200年前とは、違う、現代の雨に対するイメージ。このイメージがブルーズという言葉本来の意味合いと合わさって語られる時、そこには、なんとも言えない響きや情感が加わりますね。

雨の慕情、雨のメインストリート、雨のブルーズ、、

そして、ロックバンド、ジギーにもこんな名曲がありました。

明けない夜が無いように、ブルーズに身を任せた時期が終わると、光降り注ぐ夏はすぐそこ。

ちょっと先の夏を見越しつつ、こんな時期には、音楽と共に、雨の思い出を反芻しても良いのかもしれません。

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