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80年代の日常 〜 「Livin’ on a Prayer」 Bon Jovi 、ハードロックの名曲シリーズVol.2

祈りながら生きていく。

この曲は厳しい日常の中で、運に見放され疲れ果ててしまう事があっても、僕には君がいて、君には僕がいる。それは例えようもない幸運だ。今は祈りながら生きているけど、夢を諦めず歩んでいこう。

ということが歌われています。

ハードロックと言うよりも、80年代洋楽の代表的な楽曲は、こういう内容だったんです。

ブルース・スプリングスティーンの「Born in the USA」も同様に、音の明るさの反面、歌われる内容はベトナム帰りの辛い日常でした。

80年代のアメリカはベトナム帰還兵の精神面などの問題、ジャパンバッシングに代表される経済面の問題を抱えていました。

おそらく強いアメリカの復活の体現がロッキーやランボー、プレデターだったんでしょう。

この状況は85年のプラザ合意で変わっていきます。

このあたりは⬇︎に書いています。

しかし、経済進展が格差を生み出し、そのアンダーグラウンドの不満が噴き出して行ったのが90年代でした。

Bon Joviのこの曲も、世相、背景を見ながら聴いてみるとまた違う印象になるかも知れません。

というわけで、ハードロックの名曲シリーズでした。

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