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アラサー男のMBA挑戦談その3 〜 最初の科目「マーケティング」と仲間で学ぶことの楽しさに気がついた日

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ボンド17期

2006年アラサー男はボンド大学に入学した。
彼は17期生となった。

この瞬間、もともと占い好きだった彼は狂喜した(笑)。ラッキーナンバーは1と7、そして8だったからだ。すべてを包含している!

まあ、人生、何事も前向きなのは素晴らしいことだ。

ということで、今回より大学院の授業の思い出を辿っていこうと思う。最初は「マーケティング」だ。

★ここから、当時から今に至るまでに親交を深めている方々に、なんとなく「あ、自分のことだな」と想起できるような感じで登場いただくことにする。友人ネットワークに属する方はピンとくるかなと。

(それ以外のボンドに関連のない読者の方は「誰のことやら?」だと思うが、まあそれはそれでよいのです。)

というのも、やはり、このボンド大学の醍醐味は、結果的に形成された友人ネットワークだと思うからだ。もちろん授業やMBAという学位に価値はあるが、このネットワークはプライスレスな価値があると思っている。

おそらくこのネットワークや、この関係性は一生続いちゃうんじゃないか。

それこそ、あの説明会にて、混合合唱団員のIさんが語っていたことでもある。

思い出その2.「マーケティング」のこと

その前に。

ボンド大学では前述の通り、最終科目として「事業計画プレゼンテーション」がある。また、各科目ではオフラインが中心となるため、個別の学びにならないようにグループワークが課されている。チームビルディングを学ぶという側面もあるのだろう。

賢い人たちは、入学オリエンテーションの時点で、すでにチームメンバーにあたりをつけていたようだ。今やソロキャンパーのYさんから、当時そんな話を聴いて、なるほど!ご利用は計画的にだ!と思ったものだ。

まあ、アラサー男は、生来の楽観性もあり、まあ、それはあとでよいではないかと考えていた。まあ、それはそれで、結果的にはOKだったのだが。

さて、このマーケティングという科目にも当然グループワークがある。オリエンテーションでメンバー結成をしていなかったので、用意されたオンライン掲示板で仲間を募る。

この初期のグループワークメンバーはなかなかに個性的だった。今やバイク乗りになったAさんや、某奄美のTFさんとか。濃い。というか思い出して懐かしさに浸ってしまう。

いまだにSNSの向こうに姿が見えるのが嬉しいというか凄いなーというか。

さて、「マーケティング」である。

最初の本格的な授業ゆえ、シラバスを必要以上にしっかり読み込む。この準備段階での驚きは、教科書だろう。教科書は一般書籍を使う。この教科書がすごかった。

本屋で「誰が買うんだろうか?」と不思議に思ってしまうくらい巨大なビジネス書がある。厚さ5センチ、高さ30センチ。それが教科書だった。そのサイズ以上にびっくりしたのが、文字の大きさ。びっしり詰め込まれているかと思いきや、本のサイズなりの文字サイズ。

少し気が楽になった。(ならば普通のサイズで2巻構成とかにしたらよいのではと思ったがそれは主題ではない)

たしか↓だったような。

と、ここまで書いてきて、一切授業内容に触れていない。

ただ、さらにもう一つ余談があったりする。

当時は2006年の秋。2年後に世界的な大事件が起きるのだが、誰も予測していなかったと思う。が、違った。当時、予測していた方がいた。それはこの「マーケティング」科目の担当教授Hさんだった。

彼はNY在住の日本人。ある日のオンライン(今でいうズーム授業みたいな)授業でこうつぶやいていた。曰く、どうも郊外で空き家が増えていると。ローンが払えなくなったのだろうと。そのスピードがとても速いと。なので、これが飽和して大きな問題になる恐れがある、、と。

たしか、大前さんの書籍で、大前さんがバブル崩壊を意識したのは似たようなことで、著名な建築家の方と話していて、以下のようなことに気が付いたようだ。

なんでも、ビルの容積率?というのがあるらしく、ある時期から、それが下降路線(だったか、顕著におかしな動きをしていたと)を描いていた。まだ周囲では、好景気好景気と言われていた時期のことだから、教授Hさんもそうだが、こういうところに気が付ける感覚、感度が優れているのだと思った。

ということでやっと授業の話に。

マーケティングは座学でやるものではないと思っている。基本的なマーケティングの理屈を学んだら、あとは実践しかない。

この授業もそんな風に構成されており、メインはグループワークとそこからのレポートだった。

グループワークはフィールドワークであり、そこで見聞きした内容を、マーケティングの理屈に基づいてまとめ、レポートに仕立て上げる。

オンライン授業によるマーケティングの理屈は、まあ一般的と言えば一般的。プライス、プレイスなどの話や、ターゲットセグメントの話とか、そういうもの。

ただ、週1くらい、担当教授によるオンラインリアルタイム講義があって、そこで具体的な事例を交えてお話しいただいていたので、この理屈もすんなり入ってきたように思う。

その理屈をフィールドワークで活用していくわけだが、確か、この時は、「某Nが北米で展開していたインフィニティなる車の日本導入について」がテーマだったような気がする。

(この記事を書くにあたって、過去のデータを探したのだが、、きっとデータはどこかに残っているが、保管媒体がどこかに行ってしまったという。)

フィールドワークで、この車のターゲットが居そうなディーラーを渡り歩き、あとはメンバーでオンラインディスカッションをしながらまとめていく。

このオンラインディスカッションを日々繰り返す。

並行して、授業専用掲示板にも課題が挙げられ、そこでもテキストベースの議論が活性化している。この議論には担当教授Hさんも参入しテキストで学生とやり取りを繰り広げる。

徐々に、日常生活に「勉強」が浸透していく。
徐々に、脳内に「マーケティングの理屈」が染み込んでいく。

徐々に、ボンドライフが日常になっていく。

どの科目も最終的には試験が行われる。これは記述式が多く、それまでの学びの応用が求められる。

たしか、このマーケティングは開講から試験まで1か月半くらいだったか。アラサー男は、グループワークを駆け抜け、掲示板投稿も駆け抜け、試験も駆け抜けた。

楽しかった。

アラサー男は、学ぶことの楽しさを感じていた。
それも、受験勉強の様に一人ではなく、仲間と学ぶことの楽しさを感じていた。

この先に、初の全編英語科目や、オーストラリアの本校での授業が待ち構えていたが、不安よりも楽しさが勝っていた。

そして、この楽しさをさらに深めていくような出会いもこれからたくさん待ち受けているのだった。

そのあたりは次回に。次回は初の英語授業に触れてみたい。そして、グループワーク結成回数同率2位の盟友その1が登場する。この盟友その1はボーイスカウトOさんだ。彼との出会いのエピソードはいまだに印象的な記憶として残っている。

(ちなみにOさんと、もう一人の盟友グルメ愛好会会長Mさんの2名は最後の「事業計画プレゼン」でも一緒になるのだがそれはまた、しばらく先の出来事。最初のオリエンでメンバー決めなくてよかったーというのは、こういうことでもある。)

★ちなみに、マーケティングは当時の業務とも直結していたこともあったのか、楽しかったからなのか、試験の点数は、このボンド大学の20科目の中でも一番高い点だった。良かったーーー。

■そんな今、脳内で流れている曲。

ともだちは大事。



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