黄昏時は逢魔が時、消えない思い出とともに佇む ～ Mr.Children 「Memories」

黄昏、、夕暮れ時には過去の思い出がつきまとって離れない。

ねぇ誰か教えてよ
時計の針はどうして
ずっと止まっているのだろう
約束の時間の前で

Mr.Children 「Memories」より

その時間は、あの日、叶わなかった約束の時間の手前から、歩みを止めたまま

こんなにも　こんなにも
君のことを覚えてる
いつまでも　いつまでも
君のことを僕は待ってる

Mr.Children 「Memories」より

黄昏時、記憶は、やけに鮮明になってくる。いつまでも、あの人を待っているかのような錯覚に陥る。

あの日2人で見た
眩しい夢のカケラ
色褪せずに
キラキラ光ってるのに

Mr.Children 「Memories」より

それは、ここから見える景色は、あの夕焼けに輝く海の色、光、波の音は、まったく変わっていないから。

変わってしまったのは、僕たちの関係だけ。

逢魔が時に、風景と記憶が交じり合い、白昼夢を生み出す。

黄昏時は、逢魔が時。

記憶が顔をもたげ、さらに胸を締め付ける。

鐘の音が聴こえる
僕だけが幕を下ろせないストーリー

Mr.Children 「Memories」より

思い出の先には、別の世界線で、さらに未来が続いているようで。僕だけがそのストーリーに幕を下ろすことができないでいる。

黄昏時、、気持ちが強ければ強いほど、幻惑の彼方に、幻惑の中に意識が彷徨う。

黄昏時が終わり、夜の闇にあたりが包まれたとき。その時が、、きっと再スタート。日が青く明るくあたりを照らしてくれるから。