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あなたが会社を休めない本当の理由

「連日の残業で疲労困憊・・・、
今日は体調も良くないし、会社休みたいなぁ・・・」
(´;ω;`)

と思いながらも、立って歩けそうならとりあえず会社に行く準備を始める・・・。
こんなことはありませんか?

体調不調を押してまで無理して会社に行くことが習慣になっているなら、「その行動の本当の理由」を考えた方がいいかもしれません。

止められない行動の本当の理由が分かれば、そして制度を踏まえて会社を休むことが楽にできるようになれば、自分自身も周りの人も少し幸せになれると思います。
(*´ω`)

『会社を休む練習』の著者、志村和久さんは過去に激務のため体調を崩し長期休暇をとる経験をされました。
その後「働き方」を変えるために独学で社会保険労務士の資格を取られ、「はたらき方改善ナビゲーター」として活躍されている方です。
(^-^)


この本の中では、まず自分自身を少し深堀りします。

・どうして私は会社を休まないのか?
・私が会社を休まない本当の理由は何だろう?



「自分が行かないと仕事が回らないから」
「周りの人に迷惑をかけるから」
「これくらいのガマンは社会人として当たり前」

と言う理由がよく聞かれます。

・・・本当でしょうか?

この本では、仕事を休まない理由が2つ挙げられています。

ひとつは、過去の記憶が作った価値観が原因となっていること。
もうひとつは、承認欲求です。

過去の記憶が作った価値観が原因で休めない

会社の同僚が体調不良を理由に会社を休んだとき、社内での反応はどうだったでしょうか。
快く休養を受け入れられたでしょうか?

「今日休まれると困るわ~」なんて言う会話が聞こえたり、上司のむっとした表情が記憶に残ったりしていませんか?

自分がされたわけでなくても、このような過去の記憶はしっかりと危険信号のイメージを伴って心に残ります。

病気の時には休養が大切とわかっていても、実際にその状況になると「仲間はずれ」や「上司の怒った表情」という「痛みを伴う感情」を避けるために、会社を休まないという選択になりがちです。


承認欲求やプライドが原因で休めない

もう一つは承認欲求やプライドが原因かもしれません。

「自分が職場に行かないと仕事が回らない」
「周囲に迷惑をかけたくない」
・・・本当でしょうか?


多分会社の仕事は何とかなるはずです。

会社に行かなくてはいけない気持ちを深掘りすると、周りから評価や承認を求めているからかもしれません。

私の経験ですが、小学校の卒業式で6年間学校を休まなかった皆勤賞をもらいました。
卒業生の中で二人だけでした。

5年生の時までは健康状態も良く無理せず毎日通学していましたが、6年生の時は体調が悪い日も何日かあったのを覚えています。
学校を休もうかと思いましたが「ここまできたら皆勤賞が欲しい!」と、無理して学校に行ってました。
皆勤を親や先生にも褒められて嬉しかった記憶があります。


このようなことが成功体験になり、社会人になっても「会社を休まないこと」と称賛の感覚が紐づいていることもあるかもしれませんね。


私の場合は、中学生に上がったときに「もう無理するのはやめよう」と早々に体調不良で休んで、自分へのプレッシャーを無くしました。
(*^^*)

自分の行動を客観的に観察してみる

ではどうすればこの葛藤から抜け出すことができるのでしょうか?

それは自分の行動を客観的に観察してみると良いとのことです。


自分以外の架空の人を思い浮かべて、その人が自分とまったく同じ境遇であると想像してみます。

その人に向かって心から「がんばってますね!」と賞賛して応援する気持ちになるか、あるいは「もうこの辺でいいんじゃないですか」とリングサイドからタオルを投げてあげたくなるかを考えてみる。

がんばって会社に行ってしまう自分の行動は、意識的なようでいて実は無意識の欲求から行動している場合が多いようです。
客観的に見ると、おかしな行動になっているかもしれません。


体調のギリギリ限界を乗り越えて会社に行くことで出世できる可能性もあります。
けれども、そのがんばりが自分の肯定的な価値観になってしまうと、他の人にも同じことを押し付ける上司になってしまうかもしれません。

この本の中ではメンタル面で会社を休む練習ができるワークもあります。
また、巻末には困った時に相談できる場所が複数掲載されています。

もし、体が辛くても会社が休みにくいと葛藤中なら、少し解決策が見えてくるかもしれません。
(*´ω`)

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