久方

大学中退済み、正規留学予定の2003年生まれ。

久方

大学中退済み、正規留学予定の2003年生まれ。

マガジン

  • 本棚

    読書家を名乗れるほどでないですが本が好きです。

  • 日記

    不定期更新。 脈絡はないです。

  • 考えごと

    いろんな理屈や屁理屈をこねくり回しています。 きちんとした結論に辿り着くことは希です。

  • 自分語り

    大抵過去の話をしています。 私が知っている私について。

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別に文章なんて書かなくても死なないわけで

読みづらい文章を書くという点については、人より優っている自信がある。 私の書く文章はまず一文一文が長い。語彙が乏しい。表現の幅も狭い。ぐたぐだと同じことを繰り返すくせして、結論はぼんやりしている。加えて隙あらば脇道へと脱線していく。 もっとマシな文章を書けるようにするために為すべきことはただ1つだ。それは練習を繰り返すこと。緻密に言葉を紡ぎ、何度も推敲し、自分が納得できるまで文を書き直す経験を積めば良い。他でもないこのnoteで、その練習をすれば良い。それがわかっているの

    • 【2024年4月】読んだもの記録

      三浦しをん『舟を編む』 読み始め:3月29日 読み終わり:4月6日 初っ端から感想から遠く離れたことを書くことを許してほしいんだけど、これ、3分の1くらいまで読んだあたりで久しぶりに活字を一切受け付けられない時期が来てしまった。1週間くらいでなんとか持ち直して読了したのだけれど、話自体はすごく面白かっただけに作品に対して申し訳ない読み方をしてしまったな〜〜……と反省しきり。万全な状態のときにもう1度読みたい。 メモ : 「なにかを生みだすためには、言葉がいる。」 瀬

      • 2024/4/15~2024/04/24 玉ねぎだけに泣かされる人生がいいな

        走り書き以上、日記未満。 2024/04/15 noteで日記のハッシュタグを使っていろいろな投稿を読んでいたら、ある人が「今日は小春日和だった」というような記述をしているのを見つけてしまった。小春日和は春じゃなくて秋に使われる言葉だよーー……と思ったけれど、コメントで指摘できるほどの勇気を私は持ち合わせていなかった。指摘した場合と指摘しなかった場合のそれぞれのメリット・デメリットってなんだろう。 指摘した場合:その人を傷つけるかもしれない。でも今後その人はその言葉を誤

        • 2024/04/08~2024/04/12 健全な精神

          走り書き以上、日記未満。 2024/04/08 ロングのシルバーヘアにところどころ紫を入れて、ミニスカートを履いているおばあちゃんを見た。足元には大きなキラキラのストーンがいくつもついた厚底スニーカー。私の700倍はファッションを楽しんでるなと思った。 2024/04/09 【昼】 風が強い。ふと窓の外を見たら鳥が飛ばされてた。飛んでたんじゃなくて飛ばされてた。気の毒だとは思いつつも可笑しみを感じてしまった。 【夜】 眠るための薬を2種類流し込んだ。眠る準備は整って

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        別に文章なんて書かなくても死なないわけで

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        記事

          位置についてライトが灯ったなら、

          日付だって気温だってしっかり春なのに、なんだか今が春だという実感が例年よりも薄い気がする。 4月に入って1週間が過ぎた頃、昼過ぎに道端をふらふらしていたら、コンビニから女の子たちが3人出てきた。カバンなどは持たず身軽な様子で近くにある高校の制服に身を包んだ彼女らがそれぞれ手にしていたのは、ソフトクリーム、カップアイス、パピコ。そのうちの2人がアイスを片手にダンスのステップを踏むかのような軽やかな足取りで高校への道を進んでいって、その後ろ姿に少し遅れて着いていく1人がスマホを

          位置についてライトが灯ったなら、

          風流人にはなれないっぽい

          正直な話、私は桜を見ると「わー綺麗」と思うよりも先に「なんか怖い!!」と思ってしまう。桜が好きな人には謝っておく、ごめんなさい。ここから先は読まないことをおすすめします。 とりあえず私が桜が好きではない理由を考えてみようか。 ・花が多すぎる ・花同士の間隔が狭すぎる ・ついでに木と木の間も狭すぎる、桜"並木"が良いのだろうけどあまりの多さに圧倒されてしまう ・色にもさほど唆られない こんなものだろう。多分、花がこれでもかと言わんばかりに身を寄せ合っている様子がただただ私

          風流人にはなれないっぽい

          死なない死ねないでも頑張るのむずい!

          私、母親の人生めちゃくちゃにしてるんだってさ(笑)(笑)(笑) ↑ 下書きにこれだけ残ってた。3つ並んだカッコワライ、不穏だなあ。どういう流れで言われたのか全く覚えてない。 これを書いたときにはたしか結構本気でよし死ぬか!! の気持ちでいたのだけれど、翌日に小学校の同窓会が控えていて、楽しい場になるはずのところに私の訃報をぶち込んで白けさせるわけにはいかないと思ってかろうじて踏みとどまった。そのくらいで踏みとどまれたくらいだから大した死にたいじゃなかったのかも。 ここ2

          死なない死ねないでも頑張るのむずい!

          2024/04/02~2024/04/06 スズメや!!

          走り書き以上、日記未満。 2024/04/02 前の投稿で既に4月2日分書いてるやろ!! と、想定されるツッコミを予め自分で入れておきました。なぜ同じ日に起こった出来事を2箇所に分けて書いているのかというと何か明確な理由があるわけではまるでなく、ただ前回の投稿をしてから書き漏らしがあったことに気がついたために今日になって追記しているというそれだけの話です。ちなみにこれを書いている現在は4月3日。 乗り込んだ電車の車両の中に、大学の入学式に向かうと思しき親子連れが3組いた

          2024/04/02~2024/04/06 スズメや!!

          2024/03/27~2024/04/03 もやし空を飛ぶ

          走り書き以上、日記未満。 2024/03/27 朝7時、道のど真ん中に立ち止まっているおばあちゃん4人組。そのうちの1人のスマホをみんなで仲良く覗き込んでいる。「愛子さまと同じで袴なんやねえ」という声が聞こえた。お孫さんか誰かの卒業式の写真でも見ていたのだろうか。卒業式に袴って割と普通のことじゃないのか、と思ったのだけれど、調べてみたら昔はそんなことはなかったらしく、1987年に「はいからさんが通る」の実写映画が公開されてからじわじわ広がっていった風習っぽい。……おばあち

          2024/03/27~2024/04/03 もやし空を飛ぶ

          【2024年3月】読んだもの記録

          坂口安吾『堕落論』 読み始め・読み終わり:3月7日 約8000字らしいけど読書記録に含めちゃって良いかな。中学生のときに1回読んだことがあるはずだから括りとしては再読だけれども内容はほとんど覚えていなかった。まずは印象的だった箇所を抜粋。と言ってもどれも終盤の言葉。 この作品についてきちんとした感想を書こうとすると、おそらく戦後当時の人々の思想に触れることが必要になってくる。私の知識レベルはそれができるところまでには到底達していない。悔しい。 私は性善説よりも性悪

          【2024年3月】読んだもの記録

          2024/03/14~2024/03/23 座高が露呈する場所

          走り書き以上、日記未満。 2024/03/14 川沿いの道にポータブル椅子を並べて腰掛けて、膝の上にスケッチブックを広げているおじいちゃんとおばあちゃんの2人組がいた。なんか良いなあと思った。 2024/03/22 ひっっさしぶりに眼科へ行った。診察室でいろんな角度から目に光を当てられた後、「奥の部屋で目の写真を撮ってきてもらえますか?」と入ったことのない検査室に通された。え、なんか異常でもあったのかな?と思いながら、看護師さんに促されて機械の前の椅子に座る。「高さ合わ

          2024/03/14~2024/03/23 座高が露呈する場所

          いつかは華麗に波を乗りこなします

          私のことをよく知る人たちに私の性格を尋ねたとして、「感情的」という言葉が返ってくることはまずないと思う。 ではどういう言葉で言い表されるのか、というと、幾度となく言われた覚えのあるものを挙げるとすれば「落ち着いてる」だとか「冷静」だとか。そこに時折軽い感じで挟まれる「冷めてる」を聞いて、ああ、最初の2つはこの少しマイナスな印象のある「冷めてる」をオブラートに包んだ言い方なんだな、と思ったりもする。この「冷めてる」というのは「ノリが悪い」というのと同義語で、きっと裏を返せば「

          いつかは華麗に波を乗りこなします

          2年なんてあっという間に過ぎ去るよ

          3月初旬のある日、インスタグラムのアカウントにフォローリクエストと共に1通のDMが届いた。 「久方先輩お久しぶりです、◯◯です」 送り主は中高一貫校時代の、2学年下の後輩だった。フォロー数とフォロワー数の少なさから、アカウントを作ったばかりなのだろうな、と思ったのも束の間、続きの文言を見て私は息を呑んだ。  「春からX大学に通うことになりました。   良ければこれから仲良くしてください!」 X大学は、私が半年前まで通っていた大学だ。そして彼女は恐らく、私が既にそこを退

          2年なんてあっという間に過ぎ去るよ

          ~2024/03/08 最近日記、書いてないね

          走り書き以上、日記未満。 2024/02/26 自販機からイオンウォーターが出てきた。私が買いたかったのはただの水なのに。受け口からボトルを取り出したら想定と違うラベルが見えて面食らった。確かに水のボタンを押したはずだ、と主張する私と、いや間違えて隣のイオンウォーターのボタンを押したのかもしれない、と振り返り始める私が頭の中で同時に喋り出す。たった数秒前の自分の行動すら信じられなくて、他に何が信じられるっていうんだろう。 ふと中学生の頃のことを思い出す。滅多に使わない校内

          ~2024/03/08 最近日記、書いてないね

          【2024年2月】読んだもの記録

          週に1冊(ひと月に4冊くらい)は本を読む宣言、今月は達成できました。 ネタバレにならない程度に少しずつ感想を。 伊坂幸太郎『重力ピエロ』 読み始め:2月2日 読み終わり:2月3日 「春が二階から落ちてきた」という有名な出だし、あれ、この作品だったんだ。 結末に触れないように感想を綴るって意外と難しいな。高校時代の生物基礎の授業を思い出して若干懐かしい気持ちになってしまったっていうのは、アウト??セーフな気がする。 春が背負っている過去と比べたら私の中の遺伝に対する仄

          【2024年2月】読んだもの記録

          身体は生きようと傷をふさぐ

          ⚠︎本記事には自傷行為についての記述がありますが、そのような行為を助長させる意図はありません。気持ちが引っ張られてしまう方はブラウザバックを推奨します。また、全ての内容は私個人の考えに過ぎず、一般化されるものではありません。 ________________________________________ 数日前、誤ってフライパンの持ち手の胴部に近い部分を握ってしまって人差し指の付け根を火傷をした。すぐに水で冷やしたものの、小さな水膨れができてしまった。でも1日経った頃に

          身体は生きようと傷をふさぐ