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パリの砂浜
パリ8日目、日曜の朝。念願のマルシェに行く。コンベンション通りに広がるアパート近くのマルシェは規模は小さいものの、野菜や魚介類、肉など種類はある。新鮮な魚を買いたったが、その後外出する予定があるので断念。野菜を買う事に専念する。
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パリのマルシェでは勝手に野菜を手に取ることは出来ない。お店の人に取ってもらい、測ってもらう。ある意味オーダーメイドな買い方だ。手短に欲しいものを伝えなくてはいけないので、少し緊張する。ニンニクのフランス語を忘れたので、慌てて辞典でチェックする。
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ニンニク、玉ねぎ、マッシュルーム、トマト、チャイヴ、フランスの定番サヤインゲンなどを買う。桃は何種類かありどれが良いかわからなかったので、店員さんに任せる。少量なのに一つ一つ丁寧に測ってくれ、総額を教えてくれた。全部で約11ユーロ。
マルシェの買い物袋を下げて、19区のビレット貯水池 (Le bassin de la Villette)に行く。夏の間、パリ市が貯水池の周りで「パリの砂浜(Paris Plages)」と称した遊び場を提供しているというのだ。
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道中トイレを借りるため、ビレット近くのマックに入る。店員さん達が白いシャツに黒のズボンを着ていて爽やかだ。まるでカフェのギャルソンのようではないか。マカロンなどお洒落なスイーツもある。パリのマックはアメリカよりもかなり洗練されている。国によってマックの雰囲気や売り出し方も全然違うようだ。
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子供の遊び場も新しく、充実していて、娘は帰りたがらない。結局30分ほどマックに滞在する。
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ようやく「パリの砂浜」に到着。確かに辺りには人工砂がひかれ、ビーチチェアで寝そべっている人達もいる。
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子供の遊戯場やトランポリン、ボルダリングの壁が設置され、多くの子供と家族連れで賑わっている。
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市営だからどれも無料。しかもその日はお菓子ブランドのKinder(キンダー)が新作のアイスを無料で配っていたりして、一層お得感&お祭り感があった。砂浜の大人には飲み物や食べ物が買えるスタンドも設置されている。
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貯水池で漕げるカヌーに乗りたかったが、チケットは既に完売(これも無料で早い者勝ちだったのかも)。娘は全ての遊戯場で遊んだから疲れていて、逆に良かったのかもしれない。この特設「砂浜」は7月末から始まり、今日が最終日なようだ。家族に楽しい場所を提供してくれたパリ市に感謝しつつ、夏も終わりを感じ少し寂しい気持ちになった。
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