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台湾ジャズ指南

Facebookで僕の運営しているグループがあるので紹介します。【台湾ジャズ指南】といいます。下記の様な意図のもとに2019年11月に始めたものです。


案内文

「台湾のジャズシーンはたくさんのミュージシャンと、ライブハウスに満ちています。しかし、普通の台湾のガイドブックには、この情報が全く抜け落ちている。それで、FBで日本人向けに台湾のジャズ情報を発信しようと思い立ちました。

台湾のジャズに関係のある、ミュージシャン、ライブハウス、ライブ、イベント情報などを紹介していきますので、興味のある方は是非ライブに足を運んで、彼らの演奏を聴いてみてください。」

トピック

グループのトピックは下記の様に設定しています。

【ライブ/Live】台湾で開催されるライブのリンクを、大体10日前に投稿しています。台北のものが主ですが、新北、高雄、台中、台南、新竹、基隆などでもライブがあります。

【インフォーメーション/Information】ミュージシャンによるライブ告知、台湾でのジャズ関連のイベント、その他のインフォーメーションを紹介しています。

【音楽/Music】ネット上にアップされた動画で目に留まったものを紹介しています。

【ジャムセッション/Jamsession】アナウンスのコーナーに普段行われるジャムセッションの情報を紹介していますが、それ以外のイレギュラーに行われるジャムセッションを紹介しています。

【ミュージシャン/Musician】僕が台湾で実際の演奏を聞いたことのあるミュージシャンを順次紹介しています。これまで紹介しているミュージシャンのリストはアナウンスのコーナーにあります。

【ライブハウス/Livehouse】台湾で実際に行って参加したことのあるライブハウスを紹介しています。

【コンサートホール/Concerthall】こちらでは比較的規模の大きな、ジャズに関わらずさまざまなコンサートを行うホールを紹介しています。

【ダンスイベント/Dance Event】ライブハウスで行われる、ダンスをフィーチャーしたイベントを紹介しています。

【オンラインイベント/Online Event】最近増えてきている、オンラインイベントを紹介しています。

2年たっての抱負

「この台湾ジャズ指南のグループのメンバーがとうとう1,000名になりました。皆さんのご加入、ありがとうございます。メンバーは台湾在住の方が最も多く50%、次は日本在住の方で35%。その他中国、アメリカ、ヨーロッパなど各地の方々に参加いただいています。

このグループの本来の趣旨は、台湾のジャズを日本の人に聞いてもらおうということなのですが、気がついたらたくさんの台湾の人たちにもご参加いただいていて、今はジャズを通しての日台交流のプラットフォームになれば良いなと考えています。日本のリスナーが台湾のジャズを聞くというだけではなく、台湾のミュージシャンが日本に対して情報を発信するとか、日本のミュージシャンが台湾に来て演奏活動をするとかいう際に役に立つグループになるよう工夫していきます。

何よりも自分が台湾で沢山のジャズミュージシャンと知り合いになれて、彼らの演奏を聴くのが楽しい、それを日本のリスナーにも聞いてもらいたいと思って、楽しくやっていますので、これからもよろしくお願いします。」

台湾のジャズシーンについて

ジャズという音楽は、なかなかたくさんの人に聞いてもらうようなジャンルではありません。リスナーを選んでしまう。日本でもジャズのライブは一部のビッグネームのライブ以外は集客に苦労しています。
台湾ではそれに加えて、ジャズの歴史が日本ほど深くない。アメリカ軍が台湾から撤退した後、1987年に戒厳令が解かれるまでジャズが演奏されることがほとんどなかったようです。その後徐々に台湾のミュージシャンがアメリカやヨーロッパでジャズを学ぶチャンスが生まれ、留学する人間が現れています。

台湾のジャズにはそういう歴史があるので、演奏する人口が少ないのと若いという特徴があります。台湾でジャムセッションに参加すると、大体30代、20代のミュージシャンばかりです。そしてそれより上の40代が今の台湾のジャズシーンのメインストリームになります。

もう一つ特徴があるのが、リスナーが限られており、演奏人口も少ないので、ミュージシャン同士みな知り合いであるということ、またそのためにリスナーとの距離が近いということです。イメージとしては台湾ジャズファミリーといったような、仲間意識が高いことですね。この家族には年上のお兄さんも、小さな弟や妹もいますが、皆お互いに面識のある家族の一員といったような印象です。そして、皆が台湾のジャズのために助け合っています。

僕も日本人のアマチュアミュージシャンですが、このファミリーの末席に加わらせてもらっているような気分です。ですのでこの家族たちの音楽を日本の人たちにも聞いてもらいたいと思い、この「台湾ジャズ指南」をつくって彼らの音楽を紹介しています。


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