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鳥取藩池田家上屋敷表門

 上野の東京国立博物館の敷地の中にあるが、道路沿いなので外から見学できるのが旧因州池田屋敷表門(鳥取藩池田家上屋敷表門)。東京大学の赤門に対して黒門と呼ばれる。元は丸の内三丁目、つまり東京国際フォーラムあたりにあった。明治時代東宮御所正門として使用されてのち、高松宮邸に引き継がれることで、保全されたともいえよう。屋根の形は赤坂にある岡崎藩本多家屋敷門は切妻だったが、こちらは入母屋。左右に唐破風(からはふ)屋根の番所を備えるのは東京大学の赤門と同様に、格式の高さを示すもの。なお様式から江戸時代末期とされているが、正確な築造年は示されていない。重要文化財。
  鳥取藩池田家は石高32万5000石の大大名であり、徳川家と縁は深いものの戊辰戦争では官軍方であった。 
 アクセス JR上野下車。公園口より徒歩5分ほど。 

説明板


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