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岡崎藩本多家屋敷表門

 幕府老中方(岡崎藩本多家)屋敷の表門である。五万石以上の大名に許される格式の門とされる。文久二年1862年の火災後の再建である。当時は現在の丸の内、東京駅の南口近くにあったが、変遷ののちに、現在は、赤坂見附の山脇学園の校舎近くに移築、保存されている。重要文化財。
 なお岡崎藩本多家は譜代大名で石高は五万石とされる。 戊辰戦争直前に新政府軍に加わったとのこと。
 また現在この門は桁行21.8mであるが、もとはその6倍120mの長大な規模のものであったが、それを縮めたとしている。形式としては2階建ての長屋門。長屋門とは、配下のものが住む長屋としての機能をもつ門のこと。となると、ここに人が住んでいたことになる。ただ奥行(を示す梁間)は4.8mつまり5m弱である。人が住むには、あまり快適とは思えない空間だがどのような構造だったのだろう。
 アクセス 地下鉄丸の内線赤坂見附下車、青山通沿いの坂道を渋谷方面へ進み、国際医療福祉大学の角の道を斜めに左に入ると進行方向奥に「武家屋敷門」が現れる。徒歩5分ほど。
    ビル街に現れる「江戸の風景」  「アーバンライフ東京」より
 大名屋敷の建築遺構 「東京で見つける江戸」より 
 岡崎藩本多家屋敷門 「江戸の武家屋敷門を巡る」より
    武家屋敷 「山脇学園」HPより 移築の経緯を記述している


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