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旧芝離宮恩賜庭園

 延宝6年1678年に老中大久保忠朝の邸宅地となり、忠朝は上屋敷としてここに庭を築いた。それが時代を経て明治8年1875年から宮内省に買い上げられ、翌年芝離宮とされた。大正12年1923年の関東大震災で大きな被害をうけたあと、翌大正13年1924年1月に東京市(都)に下賜されて現在に至る。
 この庭園の良い点は、JR浜松町駅に隣接していること。したがって、江戸の大名庭園のたたずまいを知りたいと思った人が、立ち寄るには便利。クルマ椅子で1周できる工夫もよいこと。良くない点は、高速道路やビルに囲まれた「盆地」のような位置にあり、景観が損なわれていること、自動車の排気ガス・臭気がたまっていること。周辺の建設工事音も容赦なく響くこと。つまり良い点もあるが、悪い点も負けず劣らずいっぱいある。
 良い点として。大名庭園としての要素がこれが一そろいそろっている。大きな池(大泉水)があり、雪見灯篭がある。中央の中島(なかじま)は中国の仙人が住む霊山を模して奇岩にあふれ、中島に向けては中国杭州の西湖の堤を模した石造の橋がかけられている。もちろん庭園を見渡す大山(おおやま)も作られている。
 悪い点が多いことが少し気になる庭園であるが交通は至便なので、大名庭園の勉強に一度は訪れて良いかもしれない。 庭園の南側を首都高1号線が、東側を都心環状線がそれぞれ走り、西側にはJRと東京モノレールが走る。
 アクセス JR浜松町駅下車徒歩1分。

此庭園与小石川後楽園齋名,是留存到今最古老的大名庭園之一。作為典型的”以泉池為中心的回遊式庭園”,其場景布局及石景色均十分俊逸秀美。中心景観是大泉水。模倣中国西湖的石堤位于前端的中島。位于池塘中央的中島模倣中国傳說中神仙居住的霊山。

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