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その木はどこからきたのでしょうか。。。

前回書かせて頂いた、『木に触れる頻度を考える』をもう少し掘り下げようと思います。

最近は100円ショップなどでも手ごろで使い勝手のいい商品が簡単に手に入るようになりました。その中にも木製品も少なくありません。また、大手家具・内装メーカーも木製家具を大量生産することでコストダウンを図り消費者のお財布に優しい商品が数多く販売されています。

「木はおしゃれ」といった風潮は街中の飲食店、理髪店、雑貨店などの外装、内装の木質化として沢山見るようになりました。

では、その木(材料)はどこから来たか考えられたことはございますか?

現在日本には『国産材』と『外国産材』の2種類が流通しています。最近『国産材の地産地消』をよく聞くようになりました。しかし国産材は外国産材に比べ価格が高くなることがあります。国産材の方が格段に質がいいので価格が高い。。。というわけでもなさそうです。

価格のほかにも外国産木材の懸念点はあります。まず木は虫の住みかです。昆虫は木の皮の内側に卵を産み付けます。だから外からは見えにくいところに卵が植え付けられています。海外から来る木は皮が付いたまま船に乗って輸入されます。どこかの段階で燻蒸(くんじょう)処理をして外来種になる虫や卵を殺す処理がされています。それが熱処理なのか薬剤処理なのかは色々だと思います。

燻蒸処理された木を製材し中身を板や角材として市場に流通していきます。マグロや牛がそのままの形でスーパーに並ぶのではなく、切り身として中身だけを我々が購入するのと同じです。

木は食品ではなく口に入れないのが大前提ですので、どれくらい強い薬でどのような処理をされているのかは、多くの消費者は気にしないのではないでしょうか。

さらに、その木が合法的に伐採されているかです。違法伐採という行為がまだまだ行われています。計画的に伐採し、植林し次世代や環境に配慮して伐採するのがルールなのですが、それを無視して利益だけを追求した伐採が行われています。

自分が長く付き合うもの。安全安心なものであってほしいです。

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