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外部の人が審査する?! 修士論文 in デンマーク

奥さんの修士論文、締め切りまで残り48時間を切りました〜〜!

👇のnoteでは、皆さんからたくさん応援をいただきました。おかげさまでなんとか最初のIntroductionから最後のConclusionまでの全編を書き上げたようです。

そして今日は、アメリカ人同級生のEちゃんとお互いの論文をチェック。

我が家で、朝10時から夜の10時まで「これはこうした方がいい」「ここの流れは分かりにくいから入れ替えた方がいい」「このロジックが曖昧」と侃侃諤諤でした。

そこで、頑張っている2人にオムライスとサラダを作ってお昼ご飯にしました〜。Eちゃんはオムライスを初めて食べたようですが、「おいしい!」と喜んでもらえた様子です✌️

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さて、以前「修士論文 in デンマークの大学」というnoteにて、修士論文に関する詳細情報をお伝えしました。

その際、情報として伝えるのを忘れていたことがあります。

それは「審査」について。

一般的に、修士論文の審査では指導教官以外の大学の教員が副審査官を務めます。学部の卒業論文よりも審査が厳しくなる修士論文では、複数の目でチェックするからです。

デンマークの大学院でも、複数の審査官が論文審査を行うのですが、なんとっ、オーフス大学の教官でない External Examiner が担当するということが普通だそう!

より客観的な評価と審査をするためのようですが、まったく知らない外部の人が論文の審査をするということです。

ただし、専門外の人が論文を審査すると正しい評価ができません。そのため、論文の分野とテーマに関する専門家や知見者を External Examiner としてアサインするという仕組みのようです。

そのため、修士論文の提出締切の6週間前に「Thesis submission statement」というものを提出することになっています。この Statement を出すと、記載されている分野とテーマを踏まえて適切な External Examiner を探してくれるようです。

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どんな人が External Examiner になるのかなぁ、と思っていたのですが、Eちゃんが「大学のポータルサイトで確認できるよっ!」と教えてくれました。

おおっ!! チェックできるの?  見たい!見たい!

わがままを言って、奥さんに大学のポータルサイトで確認してもらいました。

すると・・・

なんだかすごい経歴の持ち主がアサインされてる?!

名前でグーグル検索をかけたら、すぐに経歴がわかるぐらいの方なのですが、「応用言語学と戦略経営を専門に持ち・・・」から始まり、様々な国際機関の役員を歴任されてる人らしい😲

なるほど〜、確かに専門分野や経験を見ると、奥さんが書いている論文のテーマに合致していそう。

うわー、なんだかドキドキしてきちゃった💦 (僕の論文じゃないけど 笑)

でも大丈夫!! 奥さんの論文は良く出来てるヨ!!
しっかりと審査してくれるはず😆

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ちなみに External Examiner の仕組みは論文審査だけではありません。普通の教科の期末試験でも、External Examiner がよばれることがあるみたい。

昨年、奥さんが受けていた期末試験では、論文と口頭試験で Extenral Exmainer がいたそうです。まったく知らない人なので、どんな質問をされるのかが分からず、ちょっとドキドキしたとのこと。なお、デンマーク特有の口頭試験(Oral Exam)については👇のnoteをどうぞ!



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