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フリーター状態だけどフリーター圏外

フリーターだったのか、私。

ずっとフリーターだったのだ。
(気づいていなかったけれど。)

そして、時すでに遅し。

もう、フリーターを名乗れなかった。

フリーターにも年齢制限があると知る。
15歳〜34歳が対象らしい。

肩書き、フリーター。
ずっとそれに属していたのに。
知った時には対象外。

「私、フリーターです。」

って、名乗ってみたかったな。

(1)フリーターとは

フリーターとは、「フリー・アルバイター」の略称であり、日本の年齢15歳から34歳の若者(学生は含まれない)のうち、正社員・正職員以外の就労雇用形態(契約社員・契約職員・派遣社員(登録型派遣)・アルバイト・パートタイマーなどの非正規雇用)で生計を立てている人(労働力人口)を指す。

Wikipediaより引用。

(2)フリーターとニートの違い

「フリーター」は、働く意志のある人。
「ニート」は、働く意志のない人。

働く意志の有無が、判断基準。

(3)35歳以上のフリーター状態の人の呼び方

「非正規雇用労働者。」

私は、ずっとこれだ。
就職氷河期世代の非正規雇用労働者だ。

(4)就職氷河期世代とは

就職氷河期(しゅうしょくひょうがき)は、日本において1991年(平成3年)のバブル崩壊の経済的な不景気(不況)以降に就職難となった時期を指す。

日本では、就職氷河期時に就職活動を行った世代のことを「氷河期世代」と呼ぶ。

Wikipediaより引用。

(5)就職氷河期世代への支援

就職氷河期世代への支援に関する動画を視聴する。

壇蜜さんは言う。

「さまざまな特別支援を用意しています。」


特別支援対象者なんだ。私。
正直、嬉しくはない。もう、慣れたけど。

就職氷河期世代の就労を応援する機関として、ハローワークの他に、「サポステ」や「ジョブカフェ」がある。

(6)サポステとは

地域若者サポートステーション(通称サポステ)。

働くことに悩みを抱えているみなさんに、無料で就労支援を行っています。

サポステHPより引用。

支援内容は、
・コミュニケーション講座
・ジョブトレ(就業体験)
・ビジネスマナー講座
・就活セミナー(面接・履歴書指導等)
・集中訓練プログラム など

15歳〜49歳が対象。若者と付いているけれど、49歳まで対象になったと知る。49歳は、もう若者ではないけれど、特別支援対象者なのだ(皮肉屋)。

(7)ジョブカフェとは

「若年者のためのワンストップサービスセンター」

厚生労働省HP

「若年者就業(または就職)支援センター」

Wikipedia

どちらが正しいのか分からないけれど、厚生労働省の記述が正式な名称なのだろう。たぶん。

ジョブカフェは、各都道府県が所管する、若年者の能力向上・就職促進を目的に、職場体験や職業紹介等、雇用に関連したサービスを提供する支援施設。

Wikipediaより引用。

Wikipediaを読んで、初めて知る。
「ジョブカフェ」と「ジョブサロン」があることを。

【ジョブカフェ】
若年者が対象の支援施設で、原則として15歳から34歳までが対象となる。但し、各地域によって上限年齢は異なり、29歳までに制限している地域もあれば、39歳または44歳まで拡大されている地域もある。サービス内容についても、地域の事情に合わせた取り組みがなされている。

【ジョブサロン】
中高年者が対象の支援施設で、原則として35歳以上が対象となる。ジョブカフェ同様、早期就職に向けての支援を行う施設であり、サービス内容についても、地域の事情に合わせた取り組みがなされている。

Wikipediaより引用。

私は、前回無職だった時期(当時37歳)に、ジョブカフェを利用した。ゆっくりと話を聞いてもらえて助かった(Nさん、その節はありがとうございました!)。


調べてみると、いろいろな支援策を用意してあるけれど、現時点の私が「利用したい!」と思うサービスは、実はあまりないのが現実。せっかくの特別支援なのに、私への特別支援策を提案して欲しいよ(皮肉屋ふたたび)。それでも、利用できる場所が複数あるのは、ありがたい。

思い返せば、私は、なんだかんだ人の縁に助けられて、いつも仕事に就けている。過去の仕事は、全部、人が繋いでくれた。今回も、人の縁に助けられて、いろんな仕事を経験させてもらっている。皆さま、ありがとうございます。

フリーターならぬ非正規雇用労働者として、短時間の仕事を始められる事になり、ハローワークの失業給付の窓口(給付課)へ行く。「再就職手当」は対象外だけど、「就業手当」が対象になるのではないかと思ったからだ。

窓口で受付をすると、「今、繁忙期なので、2時間くらい待つ事になると思いますが、大丈夫ですか?」と聞かれる。

…2時間?!


そんなに待つの??

とはいえ、せっかくハローワークまで来たし、
そのまま受付予約をする。

実際、給付課の前には、人が溢れていて、室内のベンチに座れない人たちが、廊下や階段に立って待っている。私もその中に混ざる。

(何か本を持ってくればよかった…。)

立ち続けて待つ事、約1時間。
番号を呼ばれる。

今回、給付課に来た要件を伝える。

給付課の方は、的確に回答してくれる。

「週20時間を超えない労働は、就職ではありません。」

「失業給付の受給対象者なので、今後も失業給付を受給できます。」

「認定日には、就労した時間と収入を申告して下さい。」

とても明確で、分かりやすい。
以前、雇用保険説明会で確認した内容と一緒だ。

1時間待ったけれど、ほんの数分で終了。

認定日に確認すれば良かったーーー(後悔)。
でも、すべき事が分かって、すっきりした!

フリーターを名乗れる時期はとっくに過ぎ去っていたけれど、非正規雇用労働者として、堂々と生きてゆきます。

つづく

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