Hiromi@Uplift

English Uplift代表。次世代型こども英語教育提唱者。こども英語講師養成トレ…

Hiromi@Uplift

English Uplift代表。次世代型こども英語教育提唱者。こども英語講師養成トレーナー&コーチ。 日本語教師を経て、2000年から児童英語教育の世界へ。 国際結婚。2児(年子姉妹)の母。目に見えない世界肯定派🌟 Twitter@HiromiKawahara

最近の記事

子どもを「褒める教育」は正しいのか?

最近、「褒める教育」というのが流行っているというか、 注目を浴びています。 それだけ、親や先生が子どもたちや生徒たちを褒めない、という考えがあるからのことでしょう。 ちょっとできたことが「当然」「当たり前」と捉えると、 褒める前に次を期待したりします。 ちょっとの努力や成功も、「当たり前」と捉えなければ、 自然と、褒める気持ちが湧いてきそうですよね✨ 一方、叱られてばかりの子どもたちは、 「どうせまた怒られる」 「まただ」 「はいはい、どうせ自分はダメですよ!」 とい

    • 「仕上がった結果を見る」と「仕上がるに至る過程を見る」

      久しぶりの投稿になりました。 児童英語の先生方と話す中で、「こんな風にやったらアクティビビティーが上手くいったよ!」とうレッスンアイディアをシェアすることがあります。一生懸命メモをとって「それやってみます!」と前のめりになる先生いらっしゃいます。 熱心ですごく積極的で素晴らしいなぁ〜と思います✨ が、一方で、How to だけ、要は、流れややり方だけ拾って「次どうしよう。。。またアイディア下さい!」とアイディア依存に落ちる先生も… 結構アルアルなのではないでしょうか?

      • 『急がされる子どもたち』

        この本を買ったのは20年前。 久しぶりに本棚からひっぱり出して読んでいます。 昔から言われているのに今も変わらない。 もしかしたら、酷くなっているようにも感じます。 子どもが子どもらしくいられる時間は限られています。 英語は特に早期教育に関心のある親も多い分、悲しいかな同業者による“先取り”を煽るプロモーションも多い。 「今やらないと正しい発音は身に付かない」 「幼児から始めて小学校卒業時には英検準二級合格」 「フォニックスマスターすれば英語は簡単」 「受験対策は早め

        • 英語教育はどこを目指しているのか

          最近、英検のレベルが変わるとか、大学入試が変わるとか、で 英語教育業界がざわついているようですね。。。 私は子どもの英語教育をメインに携わる人間ですが、 やはり英検受験の低年齢化、早期教育化の煽ってくる情報が増えているのを 感じています。 ちなみに、 英検3級持っている人は、それ同様の会話はできていますか? 大学入試に合格できる英語力で、会話はできるの? TOEIC800点持っている人は、それ同様の会話はできている? 言葉は、人間関係の構築に欠かせない必要不可欠なもの。

        子どもを「褒める教育」は正しいのか?

          英語だけ教えても意味ない

          先日、大阪で講演してきました😊。 わたしの話を聞いてくれる児童英語講師がいることに感謝しかない!! 関西エリアだけでなく、静岡や福岡、宮崎からも参加してくれた意欲的な先生も✨ (メインは講師同士の横の繋がりですがw) わたしの話は、投げ掛けの質問が多いのですが、英語教育のWhat forにそれぞれ意識していただければ💮です。 ところで、 最近、著名人やカリスマ英語講師軍のお話を聞く機会があるのですが、聞けば聞くほどエネルギーが下がる自分がいます… 楽しく覚えよう!

          英語だけ教えても意味ない

          「これから必要なのはハードスキル?ソフトスキル?」

          わたしは常日頃、こども英語教育のあり方を真剣に考えています。 今までの「楽しく覚える」「検定試験やテストのため」といった どこかまだ知識習得に偏った英語教育を変えたい!! その強い思いから、 民間の児童英語講師のマインドセットと指導法を変えるために 「次世代型こども英語講師養成講座」を主催しています。 Forbesで見つけた記事を見て、ものすごく納得。 9月のGallupの調査によると、アメリカのフルタイムの労働者の少なくとも 22%が、AIによって給与や福利厚生が削減

          「これから必要なのはハードスキル?ソフトスキル?」

          「他の先生のレッスンを見て学ぶ」

          大手フランチャイズの子ども英語教室以外にも、個人で英語教室を運営されている先生は、全国にたくさんいらっしゃいます。 先生方は他の教室でどんなレッスンをしているか気になるものの、実際に見る機会はあまりないのではないでしょうか? だって見学したくても、同じような時間帯でレッスンしているわけですし…。 それに、自分が見る分にはいいけど、見られるのはちょっと…という方も少なくないはず。 そこで、今回は特別企画として、 English Upliftのトレーナー兼現役次世代型こど

          「他の先生のレッスンを見て学ぶ」

          え?夏休みが嫌い?!

          久しぶりの投稿になりました… 夏休みって、わたしが子供時代は、一番長い休みであることもあり、 「やったー!!なつやすみだー!」 なんてワクワクしたものです✨ 唯一、嫌だったのは、夏休みの宿題💦 嫌だな…と思いながらも、なんとかこなし、“登校日に間に合えばいいやー”くらいの気持ちで、小学校から高校の夏休みを過ごした記憶があります。 (余談ですが、日記が苦手でした…。夏休み終わるころに「何月何日の天気なんだったっけ?」と親に聞いたり新聞を確認したりしたものです😅 今は

          え?夏休みが嫌い?!

          学校の教科書は正しいのか?

          わたしは昔から検定教科書に対して違和感がある人間ですw 教科書にあることが正解で、 それをひたすら知識として取り入れ、 テストまで行い、 成績が悪いと注意される。 教科書にないことを書くと、✕がついたりする。 いつから、教科書をこなすことが 教育になってしまったのか… もし、教科書に誤った歴史や科学、 プロパガンダ的な内容が盛り込まれていたとしたら… 教科書を鵜呑みにして、 良かれと思い子どもたちに教えたことが まったくの嘘だったら… 先生を信じて従順に子どもたちが

          学校の教科書は正しいのか?

          幸せにつながる教育を

          なぜ学校に行くんだろう? なぜテストがあるんだろう? なぜ進学するんだろう? 何を学んで社会に出るんだろう? 社会に出たら何を学ぶんだろう? 特に中学校までは義務教育の期間であるため、 「学校に行くのが当たり前」という考えがあったりします。 それにより「不登校」になると、親はめちゃくちゃ悩んだり焦ったりして 「どうしてこんなことに・・・」と苦しくなることもあるでしょう。 子どもや生徒に 「なんでこれを勉強しないといけないの?」「何で学校に行かなきゃいけないの?」 と聞かれ

          幸せにつながる教育を

          「英語が好き」は何を意味するのか?

          よく子どもたちに「英語好き?」という質問をしたりします。 「英語好き?」は     「英語楽しく勉強してるかな・・・?」     「英語続けてくれるよね?!」 の確認にも取れる質問だったりしませんか?w 「英語の何が好きなのか」、この ”何が” が実は大事な気がしています。 ゲーム? 歌やダンス? 単語を覚えらること? フォニックスの音? テストの点が取れること? レッスンではいろんな体験を通して、 「好き」か「嫌いか」のイメージを持ちます。 英語活動でよく行われる

          「英語が好き」は何を意味するのか?

          受け取った英語の単語や表現をどうするの?

          英語のレッスンで、先生は、新しい単語や表現を教えるということをしているのですが、子どもたちはその受け取った単語や表現をどうするのでしょうか? ちょっとお固い内容かもしれませんが、 次世代型英語教育セミナーで話している 一部を紹介してみようと思います😄 アメリカの教育心理学者でベンジャミン・ブルーム氏が提唱した学習理論で Bloom's taxonomy(ブルーム分類法)というのがあります。 教授目標を分類することで、適切な評価方法が見出せるというもので、 2001年に改定

          受け取った英語の単語や表現をどうするの?

          「分からない」ことへの耐性を作る

          よく「丁寧に、きちんと教えましょう」という言葉を聞きます。 教わる側からしたら、とてもありがたいことですし、 先生からしても、丁寧に指導できることで満足感もあったりします。 この「丁寧」や「きちんと」という言葉。 何をどうしたら「丁寧」「きちんと」できていると言えるのか。 どのように評価することで、 それを証明できるのか。 英語を教える側によくあるのが、 先生が英語で話しかけても子どもたちが分からないと 思わず日本語で訳したり、 また英語の文法は日本語を使わないと子どもた

          「分からない」ことへの耐性を作る

          「次世代型こども英語教育」の次世代型ってなに?

          English Uplift では「次世代型こども英語講師養成講座」というものを 開講していて、2023年5月現在、9期生が学んでいます。 「次世代型」 って聞くと、 何だか最先端のテクノロジー的なイメージを持つかもしれませんね😀 私が提唱している「次世代型」の教育は 実は、真逆と言ってもいいかもしれないです。 もっと泥臭い感じ、というか。。。 English Upliftは6つのCを軸にした次世代型教育を取り入れた 英語のレッスンをしていこう!と草の根運動的なことを

          「次世代型こども英語教育」の次世代型ってなに?

          「優等生」と「劣等生」について考えてみた

          ■【優等生】 の解説 1 成績・品行とも特にすぐれている学生や生徒。 2 言動にそつがないが、個性がなくおもしろみに欠ける人。 ■【劣等生】 の解説 学業成績の特に悪い学生・生徒。また比喩的に、出来の悪い人。 とありました。(goo辞書より) ‘’優等生”の反対語として‘’劣等生”があります。 上記のそれぞれの解説を反対にしてみると。。。 【劣等生の新・解説】 1. 成績・品行どちらも、そんなに優れていない学生や生徒。 2. 言動に手落ちはあるものの、個性がありおも

          「優等生」と「劣等生」について考えてみた

          「Practice」と「Use」の違いがわかると英語教育は変わる

          Practiceは練習。 ABABのようなパターンの会話をどんなに覚えても、 インタビューゲームみたいなことしても、 所詮、架空の世界で 場面、感情も偽物。 この目的は、語彙や表現を覚えて 英語らしいイントネーションに慣れる、 といったところでしょうか。 Useは実際に使うこと。 必要な時に、必要なことを伝える。 必然性があり、場面や感情がある。 色々なレッスンを見てきましたが、 歌やチャンツ、ジェスチャーや体操のようなもので 楽しそうに英語を学んでいる子どもたち。 で

          「Practice」と「Use」の違いがわかると英語教育は変わる