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「英語が好き」は何を意味するのか?

よく子どもたちに「英語好き?」という質問をしたりします。

「英語好き?」は
    「英語楽しく勉強してるかな・・・?」
    「英語続けてくれるよね?!」
の確認にも取れる質問だったりしませんか?w

「英語の何が好きなのか」、この ”何が” が実は大事な気がしています。

ゲーム?
歌やダンス?
単語を覚えらること?
フォニックスの音?
テストの点が取れること?

レッスンではいろんな体験を通して、
「好き」か「嫌いか」のイメージを持ちます。

英語活動でよく行われるゲームに関しては、
本来は英語の語彙や表現の”定着のため”という狙いがあるのですが、
勝ち負けがあるものになると、
「負けたから面白くない」⇨「英語が楽しくなかった」⇨「英語嫌い」

負けた事が嫌だっただけなのに、英語が嫌。。。
と認識されてしまうこともあるかもしれません😭

歌やダンスが面白くなくて嫌だったのであって、英語が嫌いなわけではない…

暗記できなかったことが嫌なのであって、英語が嫌いなわけではない…

宿題が多すぎるのが嫌ななだけであって、英語が嫌いなわけではない…

点が取れなかったことが嫌なのであって、英語が嫌いなわけではない…

英会話教室に来ている小学生の子どもたちの殆どが、悲しいことに「英語嫌い」と言ってきますが、
上記のように「具体的な何か」を
省略して認識してしまっているように思いのです。

ちなみに、
うちの娘たちも学校で一番嫌いな教科は
「ダントツで英語!!」だと答えました。。。😭
でも夫のスクールの英語は大好きだと言います。


これは逆も言えることで、

ゲームに勝ったから、英語好き
ダンスが面白かったから、英語好き
暗記できたから、英語好き
点が取れるから、英語好き

にもなり得るわけです。

”英語以外の部分”の”何か”に対して、
「面白い」「面白くない」「好き」「嫌い」を感じているのにも関わらず、

”英語そのもの”に対して
「面白い」「面白くない」と認識されてしまったら残念です😭

もちろん、
日本語と英語の違いが単に面白いとか、英語ってこんな言い方あるんだ~とか、英語という‘’言語”そのものに興味関心があって、「面白い」とか「楽しい」とか感じることはあるでしょう。ただ、これは「英語」という‘’カタチ”が気になっているのであって、ツールの‘’目的”とは関係ありません。

一方、目的に支えられた英語のコミュニケーションに視点をおけば、

英語でも言ってることがわかった!
自分の英語で言いたいことがが伝わった!
英語の本を読んで内容が面白かった!

などと、”英語そのもの”より、
その先の”目的”に目が向きます。

やはり、ここに持っていきたい✨

そのために、
オールイングリッシュで、
いかにレッスンをコミュニカティブにするか、
練習であっても意味のあるやりとりにしていくか、
がとても大事になってきます。

英語というツールを持たせることを目標にしたレッスンと
英語をツールとして使うことを目標にしたレッスン。

ここに差があることを英語講師は認識しておく必要があると思います。

教室内で、My Englishをたくさん使えることが楽しい!
英語を話してやりとりできる自分が好き!
先生の冗談も英語でわかることが嬉しい!
英語で発表した内容を褒めてくれて誇らしい!
だから「英語が好き」💖

『英語を使うことが好き』『英語を使っている自分が好き』

そんな子どもたちを増やしていきたいです😄✨

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