ワンパターンから抜け出したい時は、いつもしていることの逆をあえてやってみる。
『いつもしていることの逆をあえてやってみる』という取り組みが面白いなと最近感じています。
人のことばかり考えて自分のことをおざなりにしてしまう人は、自分がどうしたいのか?自分が今どんな状態か?気にかけてみる。自分と対話する時間を取ってみる。自分の気持ちや意見を積極的に人に伝えてみる。
自分のことばかり主張して周りをおざなりにしてしまう人は、少し踏みとどまって相手の気持ちを聞いてみる。相手のしたいことに乗っかってみる。相手がどんな人か想像して理解を深めつつ、実際に相手の話を聞いてみる。
どちらにしても、自分のいつものパターンにハマりすぎていると、本当の愛情を自分と他者どちらにもかけることはできないと思うのです。だから、意識して逆をやってみる。そうすると、自分も相手も犠牲にせず、抑え込まず、お互いに愛情が高まっていくような第三の道が見えてくる。
これは、どんなことでも使えるんじゃないか?と思います。何か二項対立するようなものがある時、行ったり来たりしてみる。どちらかに偏っているなら、もう一方をしてみる。そうするとだんだんバランスが取れてきて、コツも見えてくる。行ったり来たりを完全に止めることはできなかったとしても、頻度を減らしてもバランスのいいポイントに留まっていられるようになるかもしれない。
例えば…
得意なことばかりやってきたなら、苦手なこともやってみる
我慢ばかりしてきたなら、我慢を一切やめてみる
遅寝遅起きをしてきたなら、早寝早起きをしてみる
可愛らしい格好ばかりしてきたなら、かっこいい格好をしてみる
インドアでずっとやってきたなら、アウトアドアなこともしてみる
変えたくない部分は無理に変えなくてもいいけれど、パターンから抜け出すために、思い切ってやってみるのはおすすめです。全くやってこなかったなら、一時的にでも、頻度を増やすだけでも、変化は大きいはずです。
絵を描く時のアドバイスとして、『近くで細部ばかり見るのではなく、離れたところから見なさい』というものがあるそうです。『木を見て森を見ず』ということわざも、“木”と“森”どちらの視点も必要という事ですよね。
振り子を動かした時も、一方ともう一方に振れながら徐々に真ん中へと収束していきます。中庸・バランスが取れるポイントを目指すには、あえて振れてみるのは良さそうですね。
ただ、先ほど言った第三の道や、中庸というものは、ただその二項の真ん中にあるというわけではなくて、もっとその深いところというか、高い次元というか、そういった場所にある気がします。二項が対立している土俵には、もう存在していない。
いずれにしても、自分のいつものパターンから抜け出すこと、そして本質を実感として理解すること、に役立つ手法だと思ったので、ここでシェアしておきます☺️
難しいことをする必要はなくて、ただ、柔軟にやってみよう!の精神です。きっと風通しのいい穏やかで気持ちよくて楽しい世界に繋がっています。
Hiromi.