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10年ぶりの、親友との仲直り(2)

嘘みたいなタイトルだけど、全て事実なのです。。10年間、音沙汰なかった親友との仲直りの話。第二弾をここに記録してきます。

第1弾はこちらから!

10年ぶりの連絡、止まらないLINE。

なんとか友達に仲介に入ってもらい、LINEができる状態へ。10年ぶりに送る彼女へのメッセージを作るのに、2時間ぐらいかかったかな。。そして完成後も、送信ボタンを押すまでに30分ほど。。改めて、自分の心配性な性格がよくわかったなあと。笑

そして、送信ボタンを押してからは、自爆したかのように何故か落ち込んだ。まるで好きな人にLINEを送って、なぞにもう嫌われたと思い込んで、落ち込む恋する女子みたい。

そんな心配はそっちのけで、彼女からは予想以上に早く連絡がきた。そして、文量も多い!そしてそして、内容がまた・・・

「10年間、一度もHirokoのことを忘れたことはなかった。」

もうこの一言で、私の涙腺は崩壊。

そこからは、長文ラリーのやりとり。10年間封印していたありったけの想いを、拙い文章で送った。長すぎてごめん、と思ったけど、文字を打つ指が止まらなかった。彼女も同じぐらいの文量と熱量だった。送られてくる言葉達からは、不思議と等身大の彼女を感じた。不思議よね、10年間会っていない相手なのに、文章だけでも、昔のようにやりとりができるんだよ。

その日は、珍しくAM1:00を過ぎてもLINEを閉じることなく、彼女とのやりとりは続いた。

そして、2人で会う約束をした。10年ぶりの再会。まるでドラマみたいだなあって、今でも思う。

10年ぶりの再会。震える2人のアラサー女子。

10年ぶりの彼女との再会は、少し大人っぽい小洒落たレストランで。最後に会った時との彼女との思い出は、地元のショッピングモールのフードコートとか。そりゃ、10年も経つと通う場所はもちろん変わるよね。そりゃ、相手も大人になってるよね。。

と、待ち合わせ場所を決める時に、10年分の時の流れを感じた。

いよいよ再会の時。

遠目で彼女を見つけた瞬間、勝手に足が小走りになった。

そして自然と、彼女の名前を大きな声で呼んだ。

10年ぶりに彼女を目にした時、自然と私の腕が彼女の体へ。言葉よりも、ハグが出た私。もう、嬉しくって嬉しくって!触れたくって触れたくって!!体も心も、彼女との再会を大いに喜んでいた。

彼女に触れた時、自分の身体が震えていることがわかった。そして、彼女の身体も震えていた。10年ぶりに会うことでの緊張と、嬉しさ、そして感動。いろんな感情を纏った2人。あの感覚は、何にも例えようがないかもしれない。30年生きてきた中で、初めての感覚だった。

久々に聞く彼女の声。蘇る彼女といた時のあの空間。違和感なんて全くない。あるのは、嬉しさと嬉しさと、そして愛おしさだけだった。

そして、席に座ってからは、、、想像通りに会話はエンドレスに続いた。

変わったこと、変わらないこと。

そんなドラマティックな再会を果たした私たち。今はというと、付き合いたてのカップルかのように、ほぼ毎日連絡を取り合う日々。笑 嘘のような本当の話。ゆっくりゆっくりと、お互いの10年間の出来事を共有しあっている。私の知らない彼女の人生の軌跡を聞くたびに、少し寂しさを感じながらも、頑張って生きていたんだなあ、と強いリスペクトの想いが溢れている。

そんな彼女と10年ぶりの再会を果たして感じること。

まずは、変わったなあと思うこと。

・お互いの環境
・住んでいるところ
・働いてきた環境
・関わってきた人たち
・好きなファッション

変わらないと思うこと。

・ベースの性格
・物事の考え方
・一緒にいる時の、お互いの立ち位置
・譲れない部分
・大切にしている価値観

そして、

お互いを、思う気持ち。

離れていた10年間、お互いがお互いを思い合っていたことが分かった時、もう十分すぎるぐらい嬉しくて、幸せな気持ちになった。10年間の寂しさが、一気に吹っ飛んだ気もした。

彼女と歩んできた人生は、今の私のベース部分にしっかりと刻み込まれていて、それは彼女にとってもそうだった。

皮肉にも、離れてからの10年間のおかげで、私の中での彼女の存在はどんどん大きくなっていたことは事実。何度忘れようと思っても、心が許さなかった。

今、確信していることがある。この10年間は、きっと私たちにとって必要だったであろうということ。彼女の存在の偉大さ、親友の真の意味、自分が大切にしたいと思う友情の性質、全部全部、この10年間が教えてくれた。

心から、この10年に感謝している。

そして、心から彼女とのこれからの10年を楽しみにしている。

Hiroko



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