私の芸術運動173清貧

今日は朝起きた時から心がずーんと落ち込んでいました、原因は知りませんが思い返せば最近精神的に小さな無理が続いていた様に思います、いくつかの細やかなサインも出ていました、私はそれに気づいてなんとかここまでやりくりしてきたのでした。

別に今はまだ、私は大丈夫ですし、今までの私の精神的な感覚から言えばなんとか乗り越えてゆくと思います、社会の先輩方から言わせれば「甘えるなっ!」と言われるでしょう

しかし、私は最近思うのです、この繰り返し、なんとかやりくりして行く現状に甘んじて生きる、なんとか今を維持する、これらが本当に死ぬまで続く事なのでしょうか?

私はある程度自分なりに学んだら、新しい方向性を見出してもいいんじゃないか?とここ一年位強く思う様になりました、それは日に日に増大して結果、それ自体が今の現状と理想の間にギャップとストレスを生み出し始めたと感じています、ここまできたなら私はもう動かなきゃなりません、6年前に画家になると決意して動き始めたあの頃に似た感覚を今持っています。

6年前の今頃も辛い思いをしていました、まさに自分との戦いでした

画家になったらとてもじゃないけど生きてゆけないという不安と、今の仕事を離れることへの不安、現状を維持できなくなる不安、その後の生活の不安!!だけど私は全てを乗り越えて今となってはあの頃画家になる決断をした自分に心から尊敬の念を抱くと同時に感謝しています、本当に夢の様なありがたい事が多々あり、いろんな人に支えられながらここまで笑顔で生きて来れたのでした、そろそろここも卒業でしょう、と、事あるごとに感じます、今の環境が嫌だから辞めるのではなくて、自分が次にやりたい事を実現して行くための大切なステップに感じます、ここで動けなければ私はもっと大きなストレスとギャップに意味もなく苦しむことになると感じます。

たとえ次の選択が的外れな事だったとしても、私は自分を誇れる様に頑張って生きて行く人間だということは自分がよく知っています。

私の理想は、なぜか生かされていることに感謝して生きて行くことです、環境に左右されず、どこでも自分をしっかり生かしていける人間になりたいのです。

その土台が画家です、私はこの6年間でその土台を作ってきました、画業でお金を生み出す事は叶っていませんが、心を清貧に保って生きて行く感覚は掴んでいます。

いまこの人生の過渡期に私が心の底でもがくのは至極真っ当な事であり、自分がそれだけしっかり生きて来た証明となります、有難い事です。

良い絵を描き、出会い別れ、色んなものを見聞きし、真っ直ぐに生きていける様努めます。

とにかく今のこの精神状態をうまく緩和しながら時が来た時パッと動ける心の準備だけ固めておかなきゃなと考える今日この頃です。

そろそろ東京にもお別れかもしれません。

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