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『地頭力を鍛える』

「地頭」ってなんだ?

そして、

「地頭」って鍛えることができるんだ!

というお話です。ビリギャル本人の『私はこうして勉強にハマった』の中で出てくる本で、「地頭」が気になって読んでみました。

本書を読んで、地頭力の中で自分に足りないものがはっきりと見えました。磨いていきたいですね。


一緒に学びましょう!💪


「考える力」とは?

「人々の思考停止の危機」
今、「考える」ことの重要性が高まっている

という話がありました。

この本が出たのが2007年なので、まだスマホが普及する前の時代ですね。とはいえ、すでに情報があふれ、ネット検索が盛んだった時代です。

2024年の現在はどうでしょうか?

AIが普通につかわれるようになり、ますます思考停止の危機に向かっているような気もします。(「考えて」AIをつかっている方もたくさんいます)

そんな中で、

本書で、考える力のベースとなる「地頭力」を見直してみませんか?


そもそも「頭がいい」とはどういうこと?

みなさんが考える「頭のいい人」ってどんな人でしょうか? 「この人だ!」と思う人を思い浮かべながらこのnoteを読んでみてください。

・・・

本書では、「頭がいい」を3軸で表現しています。

よく聞く「T型人間」とか「π型人間」ってのは、知識力という1軸しか見ていないのですね。

「頭がいい」ためには、知識力、対人感性力、地頭力の3つが必要なのですが、本書はあくまで「地頭力」に的を絞っていますのでご注意ください。

で、

この「地頭力」はさらにこんな構造に分解できます。

本書の中では、これらを上段から説明していきます。ベースとなる下段からの説明ではないのです。

それは、「結論から」「全体から」「単純に」考えるというのが地頭力だからなのです。こだわりを感じましたね。


❶仮説思考力

仮説思考力とは、「結論から考える」力

「仮説思考」というと、この本ですね!

実際、『仮説思考』本書巻末の参考文献に書かれていました。ぜひ本書にプラスして学んでほしい本です。

『7つの習慣』の「自分の葬式から考える」という話が紹介されていましたが、これがまさに仮説思考ですね。

当然、最初から仮説が正しいとは限りません。常に仮説を進化させていく姿勢が大事です。


❷フレームワーク思考力

フレームワーク思考力とは、「全体から考える」力

フレームワーク思考力とは、2つの力で構成されます。また、「思考のクセを取り払う」「思い込みをなくす」姿勢が大事です。

フレームワーク思考力のポイントとしては、

 (1) 全体→部分への視点移動
 (2) 切断の切り口の選択
 (3) 分類
 (4) 因数分解
 (5) ボトルネック思考

があります。ちなみに、因数分解についは過去にアウトプットしました。

(3)分類の中でおもしろかったのが、「その他」という箱をつくってはいけないという話です。

いや~、よく「その他」フォルダをPCにつくってしまう、分類ができていない自分としては耳が痛い話でした(笑)


❸抽象化思考力

抽象化思考力とは、「単純に考える」力

そうそう。本書の著者は細谷功さんですが、過去に紹介した『具体と抽象』の著者でもあります。抽象化思考力というと、『具体と抽象』ですね。

いや~、過去にアウトプットしたものがつながってくるうれしさがありつつ、地頭力のほんの一部だったというのがわかってちょっとショックです。

本章で紹介されていた、「改善と改革の違い」はおもしろかったですね。

改善は「具体」のまま、改革は「いったん抽象化」して具体化

あと、好きな言葉として、

深く考えたからこそシンプルになる

とか、

再度問い直す。「本当にそうだろうか?」

などがありました。


中間ベース 論理思考力と直観力

論理思考力と直観力は、対比概念であり両輪でもあるのです。

例えば、仮説を立てるには直観力が必要な一方で、仮説の検証には論理思考力が必要です。

フレームワーク思考力には論理と直観の両方が必要になります。

私は、直観力がないです。したがって、フレームワーク思考力(全体から考えること)も弱いのですね。


基本ベース 知的好奇心

noteが好きなみなさんは知的好奇心が高そうですね。ただし、注意が必要なのです。

知的好奇心には、

 ①Why型 問題解決
 ②What型 知識

の二つがあるのですが、地頭力で大事なのは①Why型なのです。

私は②What型(知識)に傾きがちな気がするので、Why型も意識していきたいと感じました。


地頭力の鍛え方

本書では、地頭力の鍛え方として「フェルミ推定」を推しています。本書の中では、

日本全国に電柱は何本あるか?

という例題をつかってフェルミ推定を体験します。そして、そこから自分の「弱点」や「考え方のクセ」も見えてくるのです。

ただ正直なところ、個人的にはあんまり興味をそそられませんでした💦

それよりも、

 ①『考えないヒント』に書かれている「勝手にテコ入れトレーニング」
 ②通勤電車や街を歩きながらの3分間事業シミュレーション

のような部分に惹かれました。


あと、フレームワーク思考力と抽象化思考力においては、図解ができることが力になるという話がありましたよ。これは個人的にうれしいですね。


流れ星に3回願いごとをすると願いが叶います

子どものころにやったことがある人は多いのではないでしょうか。
この話に「実は根拠があった」としたらどうですか?

これがまさに地頭力につながる話なのです。

地頭力がいい人は、「結論から」「全体から」「単純に」考えることを常にやっています「自分の夢」についてもです。

だから、突然チャンスが来てもスッと言うことができるのですね。当然そのための行動もできているのです。

実は先日、私のやりたいことをちょっと話すことがあったのですが、うまく説明できなかったのですね。これではいけませんね💦


まとめ

地頭力は「頭がいい人」の3軸のたった1軸でしかありません。

しかも、地頭力の構成要素には、❶仮説思考力、❷フレームワーク思考力、❸抽象化思考力、論理思考力、直感力、知的好奇心・・・

多くの要素があると学びました。そして、フェルミ推定を体験することで、自分の弱い部分を知ることができました。

のびしろですね!


本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋


きしゃこく先生にご紹介いただきました。
いつもありがとうございます😊

読書期間 2024/08/23-2024/08/29
初版発行 2007/12/20

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