『働く大人のための「学び」の教科書』
若者もミドルも、みんなが学び続ける時代。
そんな言葉が、本書のカバーそでに書いてあります。いいですね~。
この学びの時代は一時的なものではありません。これからずっと続きます。
ところでみなさんは、社会で働くようになってから「働く大人の学び方」を学ぶ機会はあったでしょうか? 実際は、それを学ぶ人は少ないのです。
本書は、企業や組織で働く人が、「働きながら、いかに学ぶことができるか」のヒントが書かれた本です。
一緒に学びましょう!💪
学ばない人は遭難する
以前読んだ『中年危機』のアウトプットで、「中年とは、2つ目の山にとりかかろうとするあたり」という内容についてこんな図解をしました。
「二つ目の山に登るための門を避けるルート」もあるかなぁと思っていたのですが、本書ではこれを「遭難」と表現されていました。つまりこうです。
世界と日本の学びへの姿勢
以前紹介した『何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造』にもつながりますが、
「社会人とは、学び終えた人たち」という意識が日本にはありますよね。一方で世界では、「社会人も学び続ける」ことが常識です。
日本の常識をどうやってぶち壊そうか…私のnoteもその一歩になると信じて発信し続けています。
「大人の学び」って?
若い人がいろいろ知っていて「やばい!」と危機感をもつことはありませんか?
学び続けるから大人であり続けることができるのです。学ばない人は、いつの間にか若い人や子どもに追い抜かれてしまっていますよ!
本書では、「大人の学び」についてこう定義されています。
この手の本での定番である「自ら」「行動」「変化」がキーワードです。本書では特に「自ら」という部分が大事です。
例えば、「キャリア」「将来」「学び」を組織任せにしないで、「自ら学ぶことを選ぶ」ことが大事だという話がでてきます。
大人の学び「3つの原理」
大人の学びの基本として、「3つの原理」が紹介されています。
①背伸び
②振り返り
③つながり
詳細は本書を参照いただきたいのですが、なんとなく想像できますよね。
みなさん、気がつきましたか?
これ、全部noteで実現できます!
程度はおいておくとして、私自身も実践しております。その意味では、noteは学びのためのツールにもなるのですね。素敵です✨
①背伸びや②振り返りについては、自分を客観視(俯瞰)することが大事になります。
成長はないが居心地がいいコンフォートゾーンから抜け出すのは、難しいことではないと思います。下の図解のように本当に小さな一歩でいいのです。
大人の学び「7つの行動」
「3つの原理」の具体的な行動としては、「7つの行動」が示されています。
①タフな仕事から学ぶ
②本を1トン読む
③人から教えられて学ぶ
④越境する
⑤フィードバックを取りにいく
⑥場をつくる
⑦教えてみる
全部を実践する必要はありません。「これだ!」と思うものをやればいいのです。
私は、いまだに受け身体質なところがあるので、「⑤フィードバックを取りにいく」を身につけていきたいです。
あとは「⑥場をつくる」をやりたいです。職場では少しずつできていますが、会社を越えた場づくりを進めたいです。
本書では、「職場での仕事を通じて学ぶことが一番大事」だという話がありました。会社で過ごす時間は長いですからね。学ばないと損です。
一方で、「外に出ると通用しない」という事実もあります。
だからこそ、会社の外の世界に出ていく必要があります。「外の世界が、学びや変化の可能性を広げてくれる」のです。
7人のロールモデル
本書の最後の章では、学び上手さんの「学びの履歴書」という形で、7人のロールモデルの方たちの紹介があります。
が!
正直スゴすぎて、個人的にはあんまり参考になりませんでした(笑)。
ただ、刺さる言葉もありますので、ちょこっと紹介します。
プロティアン・キャリアの考え方ですね。これは常に意識するようになりました。
本書の締めくくりとして著者のこのような言葉がありました。
学びとは、自ら創り上げるもの
さいごに
いまでこそ「学びをアウトプット」している私ですが、20代、30代のころは意識して学んできませんでした。
「あのとき、もっと学んでいれば!」と、私も思います。人間だからしょうがないですよね。
だからこそ、
本書を読んで改めて「学び続けたいし、学びの大切さを伝え続けたいし、みんなと一緒に成長していきたい!」と改めて感じるのでした。
本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋
きしゃこく先生に紹介いただきました。ありがとうございます😊
読書期間 2023/08/06-2023/08/11
初版発行 2018/01/15
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最後までお読みいただき、本当にありがとうございます! 楽しく、読みやすいnoteになるように今後もがんばっていきます。