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『キャリアの悩みを解決する13のシンプルな方法 キャリア・ワークアウト』

「キャリアって何ですか?」

この問いに、みなさんなら何と答えますか?

「キャリアとは何か」が、私はよくわかっていませんでした。会社で聞かれる「キャリアパス」にもそれっぽいことを書いていただけです。

「そもそもキャリアって何だろう?」と考えていたときに目に入った本が本書でした。

一緒に学びましょう!💪


キャリアとは

試しにGoogleで「キャリアとは」で調べてみましたが、まぁいろいろ出てきます。「これ」っていう定義はなさそうですね。

では、本書では何と定義されているのでしょう?
本書を1/3ほど読み進めると、著者なりの定義として出てきます。

キャリアとは「生きることすべて」を意味します。
「働くことだけ」を指すのではありません。

本書89ページより

「そっか。そうだよなぁ」と、じんわり納得できました。
みなさんの思っていた「キャリア」と比べていかがですか?


プロティアン・キャリア

「プロティアン・キャリア」って聞いたことありますか?

本書で学ぶのは、最先端のキャリア知見であるプロティアン・キャリアです。

プロティアン・キャリアとは、個人と組織の関係性をよりよいものとし、環境や社会の変化に適応しながら、主体的にキャリアを形成していく考え方

本書7ページより

ちょっとこれだけだと、わかったようなわからないような感じかもしれません。イメージがつくキーワードをひろってみます。

 ・自分軸(アイデンティティ)
 ・環境や社会の変化に適応(アダプタビリティ)
 ・主体的に形成
 ・悩む < 考える < 行動
 
・正解/不正解でなく、自分で納得して選択
 
・オーナーシップ(自分の意思
 ・年齢は無関係
 ・常に学び、生き方を再構築
 
・ワークとライフは一緒
 ・未知の世界を楽しむ
 ・基準は自分の変化と成長(他人と比較しない)

少しイメージがわきましたでしょうか?

私は「最近よく聞く言葉が多いな」と感じました。このような言葉にアンテナが反応するのかもしれません。みなさんはどうですか?


キャリアの「枠」を考える

みなさんが、この記事を読む前の「キャリア」のイメージって、下の図で言うとどちらだったでしょうか?

本来のキャリアとは、組織にあずけるものではなく、自分でつくりあげるものである。と本書では書かれています。

組織にあずけてしまった方が楽かもしれません。だけど、私は窮屈なのは嫌いなので右の方がいいですね。

右の図は、「キャリアは生きることすべて」という考えとも一致します。


キャリア戦略設計

みなさんは、キャリアの計画を立てていますでしょうか?

「実現したい未来」を描き、その未来のための計画を逆算(バックキャスティング)し実行する。

私も、以前はとっ散らかった学びでしたが、最近はこれを意識した学び方をしています。と言いつつ、結構脱線しますが(笑)


ブレない自分をつくる

↓ のようなことを定期的に言語化することがブレない自分を育てます

 ・ありたい姿
 ・成しとげたいこと
 ・どんな人生にしたいか
 ・自分のミッションは何か
 ・そのミッションのために、いま何をすべきか

過去に紹介した、「成功のひまわり」『ソース』もこれに近いことだと思います。

紙に書き出して、部屋の壁に貼って、半年に一度は見直してみましょう!


「消費者」から「生産者」へ

副業ネタとして、「消費者」から「生産者」へなろう、ということが紹介されています。

みなさんも、趣味でいろんなモノ/コトを消費していると思います。

その消費者側の立場を逆転して、生産者側になるとしたらどんなことができるでしょうか?それが儲けのタネになります。

noteでのアウトプットも一種の生産行為と言えると思います。


キャリア・ワークアウト

「キャリアの話はわかったけど、具体的になにをやればいいの?」
それが
、本書のタイトルにもある「キャリア・ワークアウト」です。

本書には、キャリアの悩みから一歩踏みだすためのトレーニングが紹介されています。本書は学ぶための本ではなく、行動するための本です。

プロティアン・キャリアの生き方をしたい!
プロティアン・キャリアに興味がわいた!

という方は、本書のワークをやってみてください。


まとめ

キャリアとは「生きることすべて」

この著者の答えにスッキリしました。他方、会社が求める「キャリアパス」とは組織内キャリアであることもハッキリしました。

私の場合、本書に書かれていることは、すでに実践していることが多かったことにおどろきました。成長している、ということだとうれしいのですが。

本書で補った知識も加え、組織の枠を越えて今後の人生を楽しんでいこう!と思います。


本日の学びはここまで。また来てください。👋


読書期間 2022/09/24-2022/10/01
初版発行 2022/07/19

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