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教育ツールはインスタではないですよ

新型コロナによる対面授業から遠隔授業への転換初期だった頃、私は教員をやってました。

その当時、「デバイスやインターネット回線が自宅に存在しないことで授業に参加できない学生がいないか?」ということは課題の1つでした。

イロイロと検討した結果、経済的な理由で自宅での受講ができない学生のみ、学校にあるPCを使って授業に参加するという策で当時は回避していました。

もちろん、それを何で判断するか・・・なんていう明確な基準なんてありませんでしたが。

そしていま、小学校や中学校に目を向けると、1人に1台のタブレットやノートPCが貸与され、デバイスという点に限ってはハードルが低くなったのでは?と。

そういったことを考えなくてもよくなったことが仇となっているかは分かりませんが、今は別の課題があるように思います。

例えば、私が見聞きしたものの1つには、生徒が課題を投稿できるツール上に、年配の教員がインスタにUPするような高価なスイーツ系の画像を上げていたりと(それもかなりの数)、「配慮のなさ」を含めて、間違った使い方をしているな・・・というものも存在しています。

生徒との距離感を近づけたいという意図があるのかもしれませんが、クラスには様々な背景を持った生徒がいるハズなので、もう少し配慮は必要なのかなと(裕福な家庭の生徒しかいないような学校であれば別ですが)。

その程度のことに目くじらを立てなくても・・・と言われそうですが、「多様性」を視野に入れたアクションがとれないようでは、教員個人はもとより、学校組織としてどうなんだろう?と思います。

こういったことをITリテラシー云々の問題として捉えるのは、お門違いなんですが・・・大変残念な限りです(苦笑)

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