ひろた かおり

高知県在住のアラフォーライター。女性向けメディアで恋愛や不倫や復縁、夫婦関係について記…

ひろた かおり

高知県在住のアラフォーライター。女性向けメディアで恋愛や不倫や復縁、夫婦関係について記事を書いています。

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ひろたかおりについて

はじめまして、ひろた かおりと申します。 1977年生まれ、高知県に住んでいます。 高知女子大学文学部国文学科卒。 文章を書く仕事は未経験、2016年からクラウドソーシングで修行し、2017年より活動の場をメディアに移しました。 【現在執筆中のメディア】 ★ ウレぴあ総研:http://ure.pia.co.jp/search/author/%25%E5%BC%98%E7%94%B0%20%E9%A6%99%25 ★ by them:https://by-them.c

    • 何のために「人に好かれたい」のか

      「人は一人では生きていけない」 とそもそも思っていて、何をするにも必ず他者の存在を抜きには考えられない、買い物一つとってもスーパーやコンビニでレジの人とやり取りをするわずかな時間が生まれる。 ネットが発達して置き配も当たり前になって、自己完結でやり過ごせる場面は確かに増えたけれど、それでも、人と関わらずに生きていくことは困難だと思う。 私なんかは元来臆病者なので、コンビニの店員さんとのささいな会話ですら心が緊張する、「なるべく丁寧に」「失礼がないように」と、自分の見られ方

      • 自分の気持ちを知らないから他人の気持ちがわからない

        依存体質とか自己愛の強い人が「自分が気に入らない人」を小馬鹿にして貶めるのって、それをされる相手の気持ちなんてどうでもいいんだよね、「他人を傷つける己」の異常さも恐ろしさもわからない、攻撃したい気持ちで口汚い言葉を吐く己の姿に酔う、本当に見苦しいなと思う。 何でこんなことができるのか、相手の気持ちを想像しないのはまず自分の気持ちを知らないからなんだよね。 「知らない」ってのは「本音では自分はどうありたいのか」を掴んでないってことで、感情のうわべ、「腹が立つ」「ムカつく」「憎

        • みずからを「尊い」と思えるには

          何をするにも「自尊心」が根底で関わる、人とつながりを続けるには相手に向ける関心を維持しないといけないし、仕事をやっていくにはこなせる力を信じないといけない、すべて「それができる自分」を知っていないとやれない。 「それができる自分」はやっぱり経験を積んでうまくいった場面を記憶していくのが肝心で、自力で何とかできた、「安らげる状態になった」結果を掴んでいく姿勢が欠かせない。 自尊心は、「自分でできるのだ」という実感に他ならない。 依存体質の人も自己愛の強い人も、この「自分でで

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          言葉にする力

          Twitter(現X)で、「言語化」についてご指摘をいただくことが多い。 たいていは褒めてくださる内容で、今年はありがたいお言葉に何度も泣いた。 本当に泣いた。 見ず知らずのかたが、こんなど田舎に住む一介のライターの言葉に何某かの感慨を持ってくださるなんて、幸せでしかない。 昔からきつい表現や言い方をするし、具体的に描写をしないと芯は伝わらない、綺麗な文章などこんなところでハナから考えない、本当に「届くかただけでいい」のスタンスでやってきた。 目を通してくださるかた、いつも本

          言葉にする力

          その人に接するときに「矛盾する自分」の話

          恋愛でも何でも、強い関心を向ける人がいるのだけどその人に接するときに心がすぐ切羽詰まって気持ちと反対のことを言ってしまう、乱暴な言葉づかいになったり振る舞いがきつくなったり、「こんな自分を見せたい・伝えたい」とあらかじめ思っているにも関わらず真逆の言動をとる自分がいる。 こんな自己矛盾は、本音では心を開こうと思っていないのに無理をしているから生まれるのだと思う。 「心を開く」、自分の感情に素直になって相手に好意や思慕を伝える勇気を持つのは、本当に難しいと自分を振り返っても

          その人に接するときに「矛盾する自分」の話

          「優しい人」はみずから損を作り出す

          人といるときに安らげない、ずっと緊張が抜けないし相手の態度に敏感になって疲れる、こういう話はSNSでもリアルでも見聞きするが、「優しい人」に多いんだよね、傍若無人に振る舞うなんてとんでもないし「他人は尊重するもの」って意識があるから気を使うエネルギーが大きくて心がぐったりしてしまう。 自己愛の強い人とか相手に依存している人は、一緒にいるときに必ず「気を使われる側」になるのを望む。 それが自分の価値であって、そうされるのが当然の”待遇”だと思うからだ。 だから要求が多い、行き

          「優しい人」はみずから損を作り出す

          セフレの男性を好きになった女性の葛藤

          30代の友人がセフレの男性を好きになった(書く許可は得ている)。 即会い系のマッチングアプリで知り合って最初からセフレとしてその日のうちにホテルに行き、寝てみたら体の相性がばっちりで離れがたくなり会っているうちにその気持ちが恋愛感情に発展するなんてのは、本当によくあること。 極端にいえば関心の内容が性欲に限定されるような人との付き合いは”そのまま”を維持するのが難しく、一緒に過ごしていればどうしたって相手の人となりに触れ「体以外の長所」を実感してそれが居心地のいいものなら

          セフレの男性を好きになった女性の葛藤

          「私のことをどう思うかはあなたの問題」って話

          依存体質の人が相手を攻撃するとき、「こういうところが嫌いだ」「無理」と”拒絶するときほど力強さを見せ饒舌になる”があるんだけど、聴いていると 「私(俺)にこう思われることはそっちにとって重大な問題」 と思っていることがわかるんだよね、だから”わざわざ”汚い言葉や表現を駆使して気持ちを口にするんだろうし、「伝える」ことに躍起になる。 関心がなかったらそんなことはしないでしょ、己の気持ちに大きな価値があると思い込んでるから”わざわざ”電話でも会いに来てでもその自分を見せに来る

          「私のことをどう思うかはあなたの問題」って話

          「自分は理解させてもらう側」と思う人の誤算

          すれ違いから諍いになり、話し合うものの相手が自分の思いどおりの反応をせず怒りと疲れで投げ出したくなり、伝家の宝刀のように「あなたが理解できない」と己に酔った姿を平気で出してくる人を見ていて思うんだけど、「自分は理解させてもらう側なのだ」と思い込む人って本当に胆力がない。 コミュニケーションをみずから放棄しておいて「理解させないそっちが悪い」としたがるが、「理解する努力をした自分」は一切見せないし「具体的にどこが理解できないのか」も言わない、「理解できない自分」を放置できるの

          「自分は理解させてもらう側」と思う人の誤算

          「向ける関心の大きさ」の話

          自分が強い関心を向ける人ほど、その在り方ではなく「自分への関わり方」に注目してしまう。 先日私自身がやらかしたことだが、Twitterであれほど偉そうに依存体質の人の状態についてあれこれ言及するくせに結局テメェも繰り返してんじゃねェか、と気がついて凹んだ。 「その人に向ける関心の大きさをまず自分が扱えていない」とき、自分にとってその人の存在がどういう意味を持つのか、を正面から見ていない可能性が高くて、だから考えややり方がまとまらず整理できず、自信を持って関われないからやらか

          「向ける関心の大きさ」の話

          「好きなら100で愛せ、そうでないならいっさい関わるな」というブーメラン

          依存体質の人によくあるのがこの「100で愛するかそうでないなら一切関わるな」の極端な姿勢で、グレーに耐えられないんだろうなと思う。 白と黒の間にあるグレーには「自分への関心が薄くなる」「ほかの人に興味を持つ」みたいな”100%で愛されない自分”がいて、「常に絶対に自分だけを愛し続けるべき」なのがこんな人たちの理想だ。 自分以外の異性の話をすると不機嫌になる、褒めようものなら「でもそいつこんなこともしてるけど」とネガなことを言い出して撤回させる、とにかく「関心を向けるのは自

          「好きなら100で愛せ、そうでないならいっさい関わるな」というブーメラン

          「自分のせいで苦しんでほしい」と願う人が本当に怯えるもの

          依存体質の人の特徴に、「自分がいないせいで相手はつらい思いをするはずだ」と思い込む一面がある。 試し行為を散々やって翻弄される相手を見てきた人ほど、我慢が尽きて「もういい」「関わらないで」と言って離れていかれた後でこう”願う”。 「そうは言ってもどうせ自分のことを忘れられないだろう」 「あんな態度は今だけ、どうせ未練があってまたこちらに向かってくるに違いない」 「あんなことを言っても苦しむのはどうせ向こう」 「どうせ」という斜め上から相手の状態を見る感覚、「どんな態度を

          「自分のせいで苦しんでほしい」と願う人が本当に怯えるもの

          自信がないから他人との間に境界線を引けない

          ”世渡り”として他人との言い合いを避ける人依存体質の人や自己愛の強い人が抱える焦燥に「自信がない」がある。 自分が持つ価値観や世界観、ものの考え方は好きなのだけど、みずから「よし」と思うことに満足せずそれを他人に認めてもらいたくなる人のことだ。 誰だって承認欲求は持っていて、それが満たされる場面があれば出したくなるだろう。 私もそうだ。 自分の世界で都合よく回せている事実を外に持ち出すとき、他人によってはそれはおかしいと否定してきたり別の価値観を押し付けてきたり、ショッ

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          「断られるのが気に入らない」人々

          友人の話。 彼女が仕事やプライベートでバタバタしているのは連絡したときに聞いていて、「根を詰めすぎんようにごとごとやりよ」と送っていた。 私と似ているというか、やる気のあるときは関わるすべてに全力で打ち込んで周囲を忘れるクセがあるので心配した。 その彼女から着信があり出てみたら、「しつこく連絡してくる友人に困っている」と言う。 「飲み会とか家でご飯とか、『忙しいなら大変でしょ』と言ってくれるのはうれしいんだけど、断ってもまた2日後とかに別の用事で電話してくるの。 『

          「断られるのが気に入らない」人々

          雨のやまない夜に

          昼から降り出した雨が夕方になると大きな音を立てるようになり、私は今夜の彼との約束をどうするか考えはじめていた。 ふたりで最近開店したラーメン屋に行く話だったが、窓を見るとすでに真っ暗、白い線のように落ちる雨の勢いは強かった。 雨は嫌だ。 傘なんか邪魔だし、クルマに乗る時は絶対に濡れるし、車内に雫を持ち込むのも気が滅入るからだ。 今夜も私のクルマで出かける予定で、彼の家まで迎えに行くことになっていた。 ここ数ヶ月、彼と出かけるときは私の軽自動車を駆る。 彼が自分のワ

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