勤務を振り返って

これまで電話営業と経理で仕事をしてきたわけですが、それぞれに在籍していた頃の違いを考えてみたいと思います。

異動の際の人事とのやりとりももちろん会社への不信感を高めた大きな要因ですが、今回はあくまで「仕事をする中で」の違いを考えます。


・電話営業

初めはやる気に満ち溢れています。新卒で入社して初めての仕事ですから。

希望していた部署ではありませんでしたが、同じ部署に配属になった同期にも恵まれ、「できる限りの経験をここで積もう!」と意気込んでいたくらいです。


でも私が苦しむことになったのは、

・仕事の内容

・上司との人間関係

・徐々にのけものにされる感覚

が大きいと思います。


事実を隠して話をしたり、短期間に何度も同じひとに対して電話をしたことなど、あくまで「営業としての数字を追う」ことに特化したような業務内容に辟易としました。

嘘をつくことは苦しかったし、それが原因で徐々に体調にも影響が出ました。

嘘をつき通すことを求めたり、お客様よりも利益優先に感じられる上司の行動や、従業員をあまり大切に考えていないような様子を見ていると、「こんなことやるために入社したのかな?」と思うようになりました。


電話から離れるとその上司たちと席が近くなり、より関わる時間が増えたことで、もっと人間的な部分で気になることが多くなりました。

「この人こんな良い面もあったんだ!」ではなくて、「こんな人だったんだ…」って悪い面が見えてくる感じ。

益々仕事に対するモチベーションが薄れていく感覚。


そんな中、私の気持ちが唯一引き止められていた後輩の研修も参加させてもらえず、研修の進捗なども全く共有されません。

仕事も雑用が増え、「この部署にいる意味はなんだろう」と考えるようになりました。

特に何かしらの経験を積むわけでもなく、社内システムに情報を入力したり、備品の用意をしていただけ。

たまにパートさん達のシフトを組むこともありましたが、ただ微調整するくらいでそこまで考えてやるような仕事ではありませんでした。


そんなことを考えていたら急遽異動することになり、経理にいくことになりました。


・経理

経理に異動した時は人事への不信感から「晴々とした気持ち」ではありませんでしたが、経理なら汎用性のある経験を積むことができると考えていたことと、しっかりトレーニングをしてくれると言う部長の言葉を当時は信じていたので、ここからまた頑張ろうと言う気持ちでした。


経理で苦しんだのは

・仕事量と残業の多さ

・人間関係

でしょうか。


以前もお話しした通り、私に対する仕事量の割り振りが多すぎました。そして残業の常態化とそれを強制する空気。

電話営業の頃は残業と言ってもほとんどありませんでしたし、それを強制するような空気はありませんでした。

初めこそ頑張って仕事していました。早く慣れて仕事を覚えようと。なので振られた仕事は極力受けようと言う気持ちでした。

ですが受けるも何も、どんどん仕事が増えていき、他の人と分担すれば大丈夫だと思いましたが、そもそも分担に協力的ではなかったので、かなり追い込まれました。


仕事が遅れてくると、周囲との関係も悪化していきました。

質問に行くことすら嫌な顔をされるのに、仕事が終わっていないと文句を言われ。

コミュニケーションを取ることがとても苦痛でした。


仕事が終わらないことでトレーニングは二の次になり、結局異動してから片手で数えるほどしかやっていません。

仕方ないと言えば仕方ないのですが、知識が増えないまま仕事ばかり増える状況は苦しみを増大させるばかりでした。


・振り返ると

こう見てみると、電話営業と経理でストレスの原因に共通するところと、異なるところがあります。

私が初めに適応障害を発症した時は電話応対が原因と判断されましたが、その後は仕事内容ではない部分でストレスを抱えていたことがわかります。


項目としては「人間関係」が共通していますが、最も大きな共通点は、

「この状況が変わることはなさそうだな」

というストレスだと思います。

これは仕事をしたどちらの部署も、異動で関わった人事に対しても感じる点です。


いずれも仕事やお客様に対する考え方、また上司たち個人の性格が、私が何か言ったところで全く変わるそぶりを見せなかったことでストレスになっていました。

もちろん他人の考え方や性格を変えるなんてかなり難しいことではありますが、少なくとも考え方に同調できない上司とは仕事はできないと感じていたので、お互いの妥協点を見つけると言う意味でも、「ここは違う」と思ったら言うことにしています。

これが鬱陶しく思われたんでしょうけど。


ここから考えると、経理の仕事内容自体は嫌いではないように思います。

仕事量の分散や、残業をすることが普通になっているその状態など、いくつも変える必要があるとは思いますが。


そして私にとって信頼できる上司や同僚はとても大切な存在。

私の言うことを全て実現するとかではなく、共に検討して、良い方向に進むことのできる存在が大切です。

「仕事なんだから人間関係は後回し」なんてことは私にはできないみたいです。

むしろその逆。

人間関係をしっかり構築できるところで仕事をしたい。

そう思っています。


今回はこれまで散々振り返ってきたことをまとめてみました。

書き出すことで少しではありますが、気付きもあったように思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

ひろ

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