【鍼灸専門学校】2年生時の生活

まず、2年に上がった段階で2名ほど人数が増えました。
1学年上の留年者ですね。

やはり2年になると留年する者も出始めるのかと少し身構えました。

さて、個人的な話としては2年に上がる前の春休み期間に今後の勉強の仕方について先生と話し合いました。

1年後期に解剖を落としたことでこのままではより難しくなる2年生になっても欠点を連発することが予想されたからです。

相談の結果、毎日朝始業前1時間、授業終了後1時間を使って勉強することに決めました。
2年生になると2限で終わる日は無くなったので全て3限授業。毎日朝8時半くらいには学校に来て9時半まで勉強して、授業が終わってから午後3時まで勉強してそれから仕事に向かうという毎日になりました。仕事前にどうしてもゆっくりする時間が欲しかったので確保できる時間としてはこれが限界でした。

勉強内容としては理想では前日もしくはその日の復習ができればと思っていましたが、実際には経穴を覚えるためにほとんどを費やさざるを得ませんでした。2年時はほとんど経穴の勉強しかできなかったと感じるくらいです。

また気分が乗らない日にはボ~っとしたり寝たりスマホいじったりすることも多かったので全教科を満遍なく復習などとてもとても及びもつきませんでしたね。
実は解剖を落としたので模試で8割取れるよう解剖を特に勉強すると目標を立てたりしてたのですが、現実は経穴に忙殺されて解剖など二の次三の次状態でした。

しかも土日は変わらず勉強はしませんでした。
家ではどうしても勉強する気になれず、町の図書館を使ってみたりしたもののあまりしっくり来ず結局やらなくなりました。

そんなこんなで1年時に比べればまだ順調に勉強をし始めていたのですが、幸か不幸か7月ごろになって思いもよらない出来事に翻弄されました。

それは自宅でのリモート授業の開始です。
コロナが学校内でも増え始めた影響で短期間ながら実技日を除きリモートでの授業が導入されました。
これが中々の曲者で、家だとやる気が出ないので授業開始時間まで寝てしまい朝の勉強時間が失われました。さらに午後も仕事開始まで寝るか遊んでしまい同じように勉強時間が失われ、ついには授業によっては聴かずにマンガ読んだりしてしまいましたね。

自分の意志の弱さに愕然としましたが、どうすることもできませんでした。

こういう感じで少し躓いたりもしたのですが、この勉強の成果はかなり体感できるレベルで現れました。授業中に言われる「前回やったと思いますが」が本当に「ああ、あれね」とか「そういややった気がするな」と思えることがかなり増えました。昨年は一切記憶になかったのでこれは大きな成長だと感じましたね。
勉強に対する意識も変わり、成績の良い人に覚え方を聞いたりネットでゴロを調べたりと他社の力を頼ることも増えました。一人で頑張ることの非効率さを痛感しました。自分で努力して覚えるよりも他人が考えた馬鹿げたようなゴロの方が記憶に残ることってマジで多いです。

さて、リモート授業で躓いたりしたものの、そこそこ勉強をし始めたおかげで前期試験はかなり楽でした。ざっとその日やったプリントに目を通したりある程度勉強時間をとったことで試験前に初めましての教科が少なくなったことが大きかったです。
ただ仕事の休みを取るのを忘れていたせいで試験期間中に連勤が続くなど体力面では依然として死にそうでした。自主勉強してなかったらどれだけ悲惨なことになっていたか想像すると恐ろしいです。

後期からは通常の授業に戻り、自主勉も再開できましたが、前期試験の失敗とこれからさらに勉強に追い込まれることを考えて、パートからアルバイトに群転換することにしました。アルバイトになると時給が下がりますが、出勤日数を減らせて休みも自由に取れるので資格取得を至上命題に考えればやむを得ない判断だったと思います。

ということで後期試験は思う存分休みを取って万全の日程で受けることができたので個人的にかなり余裕かつ好成績を残せました。地頭のいい子たちにはとても敵わないにしても、赤点回避に全力を注いでいた去年とは全然違う心持でした。

また毎日朝と夕に残って勉強している姿を先生たちも評価してくださったようで、校長賞という努力賞のようなものをいただくことができました。
優秀賞などにはとても手が届きませんでしたが、毎年行われるこの表彰でなんらかの賞を貰えたらと狙っていたので目標達成できて嬉しかったですね。

こういう感じでようやく勉強に身が入り始めた年でした。
自分の習慣にも気づき始めて家ではどれほど気を奮い立たせようとしても絶対に勉強はできないことがわかりました。

また、1学年上にも知り合いができて色々と教えてもらうことができました。3年になると補講という4限目の授業が始まること、卒業に直結する模試が始まりかなりシビアであること、臨床実習についてなどなどいろんな情報を仕入れることができました。しかし、こちらも毎日の勉強と進級できるかで精一杯だったので、3年は大変そうだなあくらいにしか認識することができませんでした。

勉強しながらもある程度自由な時間もあった2年生時、これが3年になるともっときつくなるのかというおぼろげな心配。

この心配はすぐに的中することになりました。

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