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【習慣化】習慣はアイデンティティを形成し、アイデンティティが習慣をつくる


 こんばんは。
 中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いて自分、組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださったみなさんのお役に立てる人間になりたいです。


今日は「アイデンティティ」と「習慣」についての考察です。
 論語には君子のあるべき姿と、そうなるために今どうあるべきか、について多く論じられています。

 ところでアイデンティティとは何でしょうか?世界観、信じているものを反映した、自分の姿(なりたい姿)のことです。

 ✅ 私は翻訳家です。
 ✅ 私はエンジニアです。
 ✅ 私は大工です。
 ✅ 私はチームリーダーです。

 自分の専門性、得意分野を意識した職業や役割を、自己のアイデンティティと捉えることができるでしょう。
 ただし、もう一つ深掘りし、その専門性や役割において、「人・組織・社会にどのような貢献をしたいのか?」という一言を加えるとどうなるでしょうか。

 ✅ 私は相手の心を伝える翻訳家です。
 ✅ 私は人と人とのコミュニケーションを変えるエンジニアです。
 ✅ 私は神を祀るための教会を作る大工です。
 ✅ 私はメンバーの成長を通じて高い成果を出し続けるチームのリーダーです。

ここに、あなたが目指す、どんなタイプの人間になりたいかというアイデンティティが反映されるでしょう。
 何をするか、ではなく、どんな存在になるか、を意識することで、自己アイデンティティがより具体的になりますね!

アイデンティティが習慣を形成する。

 さて、第一に自己アイデンティティを認識することについてご説明申し上げましたが、それは、アイデンティティを強く意識する、自覚することで、それに紐づく習慣が継続しやすくなるからです。

 自分がアイデンティティを持てば、それを保つための習慣を喜んで続けようとするものです。

 目標は本を読むことではなく、読書家になることである。
 目標はマラソンをすることではなく、ランナーになることだ。
 楽器の演奏を習うことではなく、音楽家になることだ。

行動は自己アイデンティティから起こるものだ。
 自分はこういうタイプの人間だ、ということを示している。
 そういう人間になるような行動を、自然に取るようになる。

 (「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」、James Clear)

 このように形成された習慣は、何度も繰り返すので自分の中でそれを継続したという事実が積み上がることにより、徐々にそのアイデンティティが結晶のように大きく成長するのです。

ここまでのまとめ


 アイデンティティを自覚する(どのような人になりたいかを意識する)ことで、習慣が形成される。
 その習慣を継続することで、実績が蓄積され、アイデンティティが確固たるものになる。
 このような好循環を続けていくことで人は成長します。

論語に出てくるアイデンティと習慣のちから

 日々の行動を省みて、あるべき姿(君子像)に違わないような生き方をするってことが大事だよ、って言ってます。

 人は生まれたてにおいては能力はほとんど変わらない。その後の習慣が人を形作っているのだ。

(参考、引用)


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