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敬慕する人

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いつもお邪魔している皆様の記事から、わたしが特に思い入れのあるものを集めさせていただきました。 プロの方々も惜しみなくその作品を公開してくださるというこの環境が奇跡です。ありが…
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継続するのに必要なもの。

排骨担々麺、という食べものがある。 豚のバラ肉に小麦粉をまぶし、また多くの場合にはカレー粉などの香辛料もまぶし、油でからりと揚げた豚バラ肉の唐揚げを載せた担々麺である。溜池山王駅近くの赤坂店が有名な「はしご」、再開発のため残念ながら閉店してしまった渋谷の「亜寿加」、あるいは赤坂にある「希須林」のラーメン屋。いずれの店で食べてもおいしく、もしかしたらおれはあらゆるラーメンのなかで排骨担々麺がいちばん好きなのかもしれない、と思った時期があった。 しかし、排骨担々麺をことさら偏

7話:碓氷第三橋梁のアプト道散歩

「日本の旅と風景印の物語」をテーマに、日本各地の旅紀行を綴っていきたいと思っています。 7話目は、今月のお話になります。どうぞお読みください。 長らく憧れていた群馬県の碓氷第三橋梁(通称 安中めがね橋)へ、ようやく訪れようと、計画は大詰めになり気分は大いに盛り上がっていたのだが、 そこにいきなり全国ニュースで速報が流れた… 安中めがね橋に行くのに安中にクマが出て人が襲われたというではないか。 せっかくの旅計画だったのに、家族は大反対。一気に暗雲が立ち込めた。 けれども

学校よりも先に必要なもの。

会社とは別に、「学校」をつくるのはどうだろう? 月曜日からだらだら続けてきた「これから」の話、きのうはここで止まっていました。でも、学校のプランを説明する前に、そもそもなんでぼくが「次代のライター育成」なんて大それたことを考えているのか、そこに時間と労力を投じようとしているのか、お話ししておく必要がありそうです。 なぜ「ライターの育成」なのか?長年ビジネス雑誌やビジネス書のライターをやっていたぼくは、経営者の方々に取材させていただく機会に恵まれていました。そしてある時期、

読まれたら困る下書きと。

「誰それの手紙が発見された」みたいなニュースをたまに目にする。 戦国武将だったり、政治家だったり、芸術家だったり、文豪だったりの手紙(またはその下書き)である。たいてい専門家による「当時の○○を理解するうえにおいて資料的価値は高い」といったコメントとともに報じられる。遺稿ならともかく手紙まで「発見」され、資料としてコピーされ、さまざまの人に読まれるわけだ。難儀な人生だよなあ、と思う。 それでこれ、いまの時代だったらどうなるのだろうか。 たとえばぼくのGmail「下書き」

暑さから身を守れるのは自分だけ。無理な時は休んで欲しい。

世界最高の野球選手が靭帯を損傷された時、もっと早く、例えば爪が割れたときに休んで欲しかったと、誠に勝手ながら思わずにはいられなかった。後10年以上、野球界に奇跡をもたらし続けるかけがえのない選手には、身体を大切にして欲しいと願わずにはいられない。 爪が割れるのは警告と私は思う。 あくまでも私の場合だが、ストレスが溜まると爪がボコボコに曲がるし、熱があると真っ青になる。そして割れてしまえば2ヶ月半経っても生えてこないし治らない。 何より、爪が剥がれたにもかかわらず、休めず、そ

「僕がイラストレーターになるまでの長く曲がりくねった道」 その①

イラストレーターとして 2022年のこの5月で僕はイラストレーターになって30年が過ぎた。 僕はイラストレーターとしては遅咲きで、絵だけで飯が喰えるというプロのイラストレーターになれたのは30代も後半、40も目の前という頃だった。それから30年間、僕は職業イラストレーターとして生きて来た。ある統計によれば、10年仕事を続けられるイラストレーターは全体の10〜20%だそうだ。信憑性の程は知らないが、30年やった僕は多少は頑張ったのだろうか。既に結構どころか中々いい年だ(笑)。

新潟県 山形県|村上と鶴岡

2024年6月8日 土曜日 こんにちは。新潟県村上市に来ています。 朝は弁天岩へ。 キャンプしている人、水遊びをしている人、釣りをしている人が集まっています。 天気の良い休日らしい雰囲気だと思いました。 強い日が差していて、海の色が良く出ています。 水平線が180°見えて開放的です。 少し北上して眼鏡岩海岸へ。 だんだんと日が強くなってきて暑いです。 いつものように足だけ海に浸かると冷たくて気持ち良いです。 空の青が良く写り込んでいます。 こちらでも大人数で

ゆっくりでも、途切れたとしても、自分の行きたい方へ。

ひこうきぐもは わずかにちぎれ ゆらいで曲がる それでも 上へ上へとのびてゆくのだ ゆっくりだとしても 途切れたとしても 遠い道のりだとしても 行きたい方へ まっすぐにすすんでゆきたいのだ 紙に印刷したものがスキ 小さな活版印刷の工房で仕事をしていた祖父母の姿の思い出が、知らないうちに積み重なっていたのかもしれません。 かつて子どもの自分を囲んでいた絵本や童話のせいかもしれません。 紙もの文具に関わりたくて、新卒で文具メーカーの企画デザイン室に就職した

甘夏搾りながら思ったこと

鍬で小さな畑をうなり、 とれたての野菜を娘夫婦や孫と味わう。 腰が痛ぇ、と言いながらも 「これが楽しみでねぇ」と笑う。 そんなばあちゃん良くね? すごく良いよ。なりてぇよ、そんなばあちゃん。 だーれも帰ってこないんじゃ なれないけど。 自宅に1本の甘夏の木がある。 たった1本でもたくさんの実をつけ、 ご近所さんやお世話になっている人たちへおすそ分けしたり、 娘らに送ったりしている。 だんなが独自のルートで金に換えていて出荷もしていて大活躍なのだ。 どうしても物置の屋根に上

ギャラリー|検索は「ふうちゃん251」

ギャラリー|検索は「ふうちゃん266」

色つけする時間無いのでモノクロで気分転換。 ミステリーって台詞が多くて紙面文字だらけになるけど、所々遊び心入れて飽きさせない努力してるつもり。でも人物が動けなくなるジレンマ。 まあピカ彦さんはアクションしないから(^◇^;)街中坂道で息切れするタイプだそうですからw

子供のためのオランジュリー美術館(8)マティス・切り絵が生まれた日⑤/元気になってきたマチスおじさん最終回

やる気なくなっちゃったマチスおじさんのお話の続き⑤最終回  オランジュリー美術館企画展2023から 南の島からアメリカへ。 1930年9月、元気になってきたマチスおじさんは、ここで大きな壁画を描くことになりました。 そうだ! あのダンスの絵を、もう一度描こう! ずっと前に描いた絵を思い出したのです。 こんな感じはどうだろう。 大きい壁にも描いてみました。 長い長いえんぴつを指の先で持って 軽くふわっと もっとふわっと。 マチスは何度も色を変えながら考えます。

無事、地元の模型店でガンダム予約できました!それと色々ありがとうございます🥰