見出し画像

人生休憩明け記録-3-『置かれた場所で咲くべきか否か』

5月を過ぎてくると、暑さがだんだんと厳しくなり、日焼け止めを買ってはどこかに収納し、忘れて買い足すという…ザ・ADHDを実感する今日この頃。

適応障害となり今年の1月から4月上旬は記憶が白黒で、寝込んでいたのがだいぶ遠い記憶のようになってしまったが、物理的に仕事から離れたことによってだいぶ吹っ切れたようだ。

自分と向き合う時間を作り、心の整理ができたのが大きかったのかもしれない。

部署を異動させてもらい、業務量に関する負担も少なくなり、残業もあまりせず子どものお迎えに行なことができている。

また人間関係も多少ストレスの根本にあったが、自分の意と反する人に対しては、あえて自分からコミュニケーションを取り、その人の性格をもっと知ろうという自分がいる。

私は仕事中に、イライラするなど感情を表に出すことはナンセンスだと考えている。
そして言葉の使い方が乱暴な人も実は許せない。

仕事をする上で、みんなが仕事をしやすい環境になるよう、チームで動いていることを心でイメージしながら、困っている後輩がいれば一緒に考えたりと余裕を持って仕事をすることを自分のポリシーとしているからだ。

そうした中で自分の意と反する人が、職場の輪を乱したりすると、なんでよ!といちいち許せなかった幼い自分だったが、今は大抵のことは受け流せるようになった。

なぜだろう、寛容とはまた違うが、一つ言えるのは、部署を移動してきて、また違う大変さがある。社会の変化に合わせて、新しい事業が増えるが、人手不足で、皆それぞれ気持ちにゆとりがないのだ。

そういったことを汲み取り、なぜあの人はそういった行動を取るのか背景を考えたり、余裕がなくてかわいそうだなと思ったり、思わなかったり、全てを気にしていると大変なので、ある程度のことは受け流すことができているのかもしれない。

あまり干渉せず、何事も程よい距離感が大事だと、適応障害となり学んだ。

吹っ切れた私はついつい喋り過ぎてしまう。
これは反省しなければならない。
ADHDのある私は喋りすぎると地雷を踏みやすくなるのでこれは注意しなければ…。

私の仕事は、地域福祉に関する町のサテライト的な場所で働いている。
部署を異動し今は高齢者分野の会計、窓口相談。事業を企画する担当となった。

数字が苦手かつ単純作業もミスをしがちな私できちんと仕事をこなせるのか、大丈夫かと自問自答している日々。

先日メンタルクリニックの主治医に聞いてみた。

「先生。ADHDを診断された人は仕事を辞めたり変える人が多いですかね?」

ううん!結構続ける人がほとんど!
変えたかったら変えてもよいし、そのまま続けたいのであればそれでもいいんだよ。

私は少しほっとした。
ADHDだって普通の仕事はできるのだと背中を押されるような感覚だった。

診断されてから、仕事をどうしていくべきかずっと悩んでいる。

ちょっと前までは置かれた場所に咲きなさいという言葉に対して少しだけ否定的な自分がいて、

選択肢がたくさんある世の中で、置かれた場所が合わなければ、離れることも大事なんだからと。
咲きなさいって命令口調で言われても…なんて。

でも最近は、置かれた場所で咲いてみるのもありだなあと思ったり…。
人との関わり方や考え方も少し変わり、生きるのが楽になった。人に嫌われても、好かれてもどうだってよくて、自分を支えてくれる人を離さず、大事にしながら、仕事と向き合えればそれで十分。その根底には味方となってくれる上司達がいるのが大きい。

だが、仕事に関しては、もう少し、ここは自分とよく向き合わなければいけないと感じる。今後の課題だ。

部署異動し、ストレスがなくなったとは言え、小学生の子どもを持つ私としては、仕事と子育てのバランスに関して試行錯誤の連続。
学童までのお迎え時間を考えながら仕事をしなくてはならない。夫も仕事が忙しく、かつ通勤時間が1時間ということもあり、お迎えは私か義母。
保育園の時は19:00まで預かってもらえたが、学童は少し短く、周りのお友達もお迎えが早く本人も早く帰りたいと訴える。
私も早くお迎えに行き夕飯を作ったり家事をこなしたい!そして娘とたくさん話す時間も欲しい!

PTAの集まりや下校の見守りでちょこちょこ休みを取り、有給が減る。

定時に帰ってきても、夕飯作り、宿題チェック、明日の準備でバタバタだ。
夫と家事の分担をしていてもバタバタ。

21:00までには寝かせたい。いつもギリギリだ。

必ず定時で帰れるとは限らず、バランスが難しい。
在宅ワークの方が良いのか…今後いろんな選択ができるようにオンラインスクールを受講しているが悩みどころだ。

なぜなら今の仕事も嫌いではなく、地域の人とのつながりが出会いが私を成長させてくれるため続けたい気持ちもある。
転職を考えると、学童のお迎え行ける範囲で通勤時間や労働時間などのしがらみがあり、今の所以上に良い条件の仕事を探すのは厳しいのではないかと思う。

子育てしながら働くことは容易ではない。1人ではできない。夫と協力しながら、でも夫婦だけでは完結できないので、お義母さんなどの他者の力も必要。

働く意欲は大いにあるのに、なかなかフルで働くことができない人はたくさんいるだろう。

人手不足と言っているが、労働時間などの働き方の選択肢をもっと増やすべきだし、
子育てする女性がキャリアをあきらめたり、途中で途絶えたりするのはそろそろなくなって欲しいな〜なんて子どもが自立するまで私はずっと悶々と考えているのだろう。

じっくり考えて行こう。自分のペースで!自分の歩幅で!

⭐︎備忘録ギャラリー

さくらんぼは絶対山形産!!
先日、久々に再会した地域の人のお宅へ。
私の拙い手話でも、聞いてくれて楽しい時間だった。
新居の好きが少しずつ増えて、
嫌いな洗濯や掃除が苦ではなくなった!
この洗面所もお気に入りだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?