【英語学習】単語の意味を英語で理解したほうがいい3つの理由
こんにちは、水島ひらいちの八重です。
私はよくわからない言葉があれば、なるべく早く調べるようにしています。
「わからない単語があれば、接頭語などからなるべく推測して意味を掴む練習をしなさい」という意見も出てくることは知っておりますが、たしかにそれも重要です。
文脈を読めばある程度「どんな単語か?」というのが想像できますし、それこそ受験勉強などで長文読解の問題形式を練習するのであれば、出題者が敢えて誰も分からないような単語を出して、前後関係で意味を答えさせる問題を作ることも大いにあるからです。
一方で、すぐに尋ねる・調べるということに対してのメリットもあります。
英会話などで言えば、尋ねることでコミュニケーションが円滑になったり話題の転換になったりと便利ですし、ある研究では「教えて下さい」と素直に尋ねる生徒の印象は他の生徒よりも高くなる傾向にあるということまで言われます。また、「わからない!」という気持ちが強い段階で情報を得ることで、そこに残る印象もより強くなります(=記憶に強く残ります)。
もちろん、すぐに調べる癖はほどほどにしておいたほうがいいというのも事実ですが。(特に、「なぜ?」という質問についてはしっかり考えてから答えを調べるようにしたほうが圧倒的に効果が高いです)
そんな私ですが、『英単語は英英辞典で調べるようにしたほうが効率がいい』という理論を訴え続けております。
それには一応訳があるので、3つの理由とともにお伝えしていければ幸いです。
①言葉のニュアンスがより詳しく分かる
例えば、難単語の中に"intriguing"という言葉があります。
日本語で調べてみると、「興味をそそる」という風に書かれていますが、「それってinterestingとどう違うの?」というふうに思ってしまいますね。
そういうときに、英英辞典で調べてみると、それぞれ以下のように出てきます。
interesting:
Someone or something that is interesting keeps your attention because he, she, or it is unusual, exciting, or has a lot of ideas.
→何か/誰かが普通と違う・わくわくさせる・考えの幅が広いなどの理由から、人の注意を引きつけるさま。
intriguing:
very interesting because of being unusual or mysterious.
→普通と違う、または謎めいており、それが非常にinterestingであるさま。
という書かれ方になっております。
つまり、
✅interestingよりもintriguingの方が強い感情である
✅intriguingは謎めいているという点での興味深さがある
というニュアンスの微妙な違いがわかりますね。
②言葉自体の理解度が上がる
先日、"pancreas"という単語を見て、よくわからなかったので調べてみました。日本語では「膵臓」です。
ですが、それをじゃあ英語で説明できるのか?と思い直し、英英辞典で調べてみることにしました。そこにはこう書いてあります。
pancreas:
an organ in the body that produces insulin (= a chemical substance that controls the amount of sugar in the blood) and substances a that help to digest food so that it can be used by the body.
→インスリン(血液の中の糖分量をコントロールする化学物質)や体内で使われる食物消化に役立つ物質を生成する臓器のこと
と、下手すれば日本語で「膵臓」を調べるより分かりやすい説明が成されていたのでびっくりしました。いや、これに関しては私が膵臓のことをもう少し知っておくべきだったのですが。笑
このように、単語の意味を単語で覚えるに留まらない理解をできることがあります。たまにね。
(膵臓が悪くなると死ぬという知識を与えてくれた医学書です。)
(ちなみに、この本はあまりオススメできません。ストーリーは申し分ないですが、キャラクターのセリフにリアリティがなさすぎて没入できなかったです。ラノベとかのデフォルメされたキャラクターが好きなら一読の価値はありますね。以上、勝手な書評でした。)
③文章読解力が上がったりする
先程、3つほど英英辞典に載っている単語の説明を書かせていただきましたが、どれも非常に読みやすかったと思います。
そりゃあ、英語話者のための辞書ですし難しい文法を使ってしまうことで更に混乱させる…といった事態は避けなければなりません。
ということで、クイズを出してみます。
あまり精読せず何の単語のことか予想してみてください。
the grey, black, or white mixture of gas and very small pieces of carbon that is produced when something burns.
もし英語で教育的なアクティビティをしよう!という企画があるのであれば、英英辞典の文章を読んで何のことか当てさせる「Who am I?」みたいなのは結構オススメですね。事前に用意するものもないからコスパがいいし。
ちなみに日本語にすると、
→何かが燃えるときに生成される、灰色・黒・白の混ざったガスと炭素のかけら
ということで、答えは"Smoke"=煙でした。
おわりに
最後に、私が普段使用している英英辞典のサイトを紹介します。
かの有名なケンブリッジの辞書です。
私が調べ物をするときは、だいたいこれを使ってます。
アーバンディクショナリーは、調べたい単語がスラングだったときによく使います。
ケンブリッジのものは有名なスラング(selfieなんかそうですね)は辞書に載りますが、ネットスラングなどもカバーしてくれるようなことはないのでこちらで調べてます。
我々が学生の頃は「紙の辞書で調べなさい!」と口を酸っぱくして言われたのですが、今やオンライン辞書で調べると『関連した項目』だったり『類語』だったりと、関連性の強い単語も同時に覚えることが出来るのでむしろ効果的な勉強ツールです。
皆様も、ぜひお試しあれ。
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