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PokémonGOがくれた、たくさんの贈り物

私は、ゲームが配信されてから約半年後の 2017年2月5日、PokémonGOを始めた。

理由は、当時保育園児だった孫(男の子)がするポケモンの話を、まったく理解できなかったからで、ポケモンの話でも、なんとか孫とコミュニケーションをとれるようになりたい、と思ったからだった。

けれども、アラ還のおばさんが PokémonGOをやってみたら、いろんな嬉しいことがあった。

外出するようになった

ゲームを始めてみて、まず気がついたのは、家にいてもポケモンがまったく出てこない、ということだった。
家にいてもポケモンが出る人もいるし、ポケストップやジムが届く人もいるのだけれど、我が家はゲーム上では、まったく何もないところにあった。

外へ出かけなければ何もできないということで、引きこもってはいられない・・・ 
必然的に外出するようになった。 

道に詳しくなった

地方都市のため徒歩ではできず、車で出かけるのだが、車の止めやすいところに出かけては PokémonGOをやる、ということが日常になっていった。

用事があって外出するときも、わざと寄り道や回り道をして PokémonGOをやる、目的地についたら降りて用事を済ませる前後に PokémonGOをやるようになり、ポケストップやジムの場所も覚えるようになった。

私は、10年ほど前に他市から引っ越してきた。
引っ越してきてからも、以前住んでいた市に仕事で毎日通っていたから、家は帰ってきて寝るところでしかなかった。

歳のせいもあってか、身体が続かなくなって仕事を辞めたが、引っ越してきてから10年以上経っているにも関わらず、住んでいる地域のことは、ほとんど何も知らなかった。

それが、一変した。 
あそこに行くとあれがあるとか、あそこは車が停めやすいとか、あそこに行くにはここを通っていけばいいとか、そういったことが、どんどんわかるようになったのだった。

挨拶する人ができた

PokémonGOには「レイドバトル」をいうものがある。 
ある時間に、ある場所に、やりたい人が集まって、一緒に「レイドボス」を倒すのが「レイドバトル」だ。

都会ではありえないと思うけれど、地方都市なので、レイドバトルをしようと思って出かけてみると、同じ人に何度も行き会うことがある。
この時間に、ここにいるということは、目的は同じだ!

何度も行き会っていると、もちろん人にもよるけれど、自然と会釈くらいはする人ができてくる。 

引っ越してきた私に、ご近所の人以外は知ってる人はいなかった。
けれど、名前も知らないし、仕事も知らないけど、顔とゲームのアカウントだけは知っている、という人ができて、そのうち、挨拶をしたり、少し話をするようになる人もできた。

ともだちができた

PokémonGOの良いところは、老若男女問わず楽しめるゲームだということだと思う。

PokémonGOを通じて知り合った人は、おじさんもいる(おじさんが一番多い)し、若い男の子もいるし、小学生もいた。
女の人もいて、何度か行き会うと自然に話をしてライン交換をして、という風に仲良くなった人もいた。

見知らぬ街に、ともだちができた。

家族みんなで

娘一家とは一緒には住んでいない。
県内に住んでいて、月に1~2回ほど遊びに来る。
孫が具合の悪いときには預かることもある。
次第に私は、孫から「すごい」と言われる存在になっていった。

去年、孫の父親(つまり婿)が、仕事の昼休みに散歩がてら、PokémonGOを始めた。
PokémonGOは、婿との会話ツールにもなった。

PokémonGOは、マナーが悪いと社会的な問題にもなる。
問答無用で嫌う人もいる。
けれど、マナーを守って、これからも楽しんでいきたいと思う。


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