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【風呂酒日和41-1】 山の湯(やまのゆ)

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。


要町の駅を降りて、ぽてぽてと歩く。
目指す山の湯はちょっと駅から離れている模様。
駅から近いのはもちろん嬉しいが離れていればいたで、道すがら銭湯帰りのお店を物色できるという利点もある。

そんなことを考えながらえびす通り商店街と書かれた道を歩く。
ほうほう。大きい通り沿いはあんまりめぼしいお店はないのかなと思っていたがGoogleマップには表示されなかったであろうお店がぽつぽつと灯る。
いいじゃんえびす通り。

これは帰り道でふらふらと選んでも困らなそうだななんて思いながら山の湯へ向かう。

着いた場所はなかなかの住宅街。
立て看板が灯る先に路地があり、奥にのれんを下げた山の湯を発見。
なんとも言えないひっそり感がよい。
男女別の入口。ということは、番台スタイルだ。
左右に靴箱が別れていて真ん中には備え付けの大きな傘入れ。
その前には看板が。本日の湯は、すみれとのこと。紫色なのかな?


年季の入った靴箱に靴を入れて、自動ドアを開ける。
「いらっしゃいませ」と番台から可愛らしい奥さん(奥さん?お姉さん?)の声が聞こえた。
シャンプーとボディソープは備え付け有とのこと。やった。
今日はタオルを持っていたので入浴料を払って中へ。

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