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【風呂酒日和20-2】 かね久

【風呂酒日和(フロサケびより)とは】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。


中延記念湯を出て、駅前の方に戻ってくる。
にぎやかな商店街。お店もたくさんある。
きょろきょろと気になるところを覗き込みながら歩く。

たい焼き屋さんが目に入り、ついつい食べながら街を歩きたくなるもここはぐっと我慢。
一通り見て、よし、と私は踵を返した。
記念湯から向かってきた道で、一番最初に目に入ったお店が今日の気になる第一位だった。
おでん屋だ。

店構えからしてかなり老舗だと思われる。
カラカラと扉を開けると、思ったよりも店内は明るかった。
そしてこれまた思ったよりも若い店主。
随分年季の入った看板の入口だったが、二代目だろうか。

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