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【後編】シェアサイクルを初めて使ったら返却難民になった


初めてシェアサイクルを借りて、街に繰り出した私。
しかし、悲劇は帰り道に待ち受けていた。


行きはよいよい帰りは怖い

電動自転車のバッテリーが既にないことはわかっていたが、私はあることをわかっていなかった。
行きは ”まぁ普通のチャリよりちょっと重いけどいけるでしょ、漕げる漕げる"なんて思っていたのだが、それもそのはず。
その道は、行きがやや下り坂だったのである。
そりゃあいけるに決まっている。
いけていたのは私の脚力によるものではなかったのだ。そして、帰りの上り坂で、私は電動自転車の重さを改めて知ることになった。

重い、激重。めちゃくちゃ重い。

座って漕ぐのはふくらはぎが悲鳴をあげ不可能なのはもちろんのこと、立って漕いでも、やっと進むほどだ。
今となっては、バッテリーが最初からなかったことの他にも、まぁ行けるでしょオッケーと思って気にしていなかった「サドルの調整」ができなかったことも恨み始めていた。
サドルレバーがバカになっていてサドルを高く上げられなかったため、一番下に据え置きとなった座面から漕いでいると、腿上げのような状態になってしまうのだ。
これは完璧に私の落ち度である。
「まず、車体に問題がないか確認しましょう」という注意点を読んでいながら、サドル上がらないけどサドル無いわけじゃないし、まぁ大丈夫でしょと安直に考え、やっと予約できた自転車に一刻も早く乗りたくなってしまったのだ。


家なき子のシェアサイクル

しかし不運はそれだけでは終わらなかった。
なんとか上り坂を漕ぎきって、息も絶え絶え最初に借りたステーションに向かう私。
そして、やっとたどり着いたステーションの光景を見て私は愕然とした。

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