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【風呂酒日和7-1】 地蔵湯(じぞうゆ)

【風呂酒日和(フロサケびより)とは】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋を勝手にまとめたマガジン。
https://note.com/hino_sou/m/m5fe912dcc57f


京成線「京成小岩」駅から徒歩1分。
びっくりするくらい駅近の、ふとしたところにどん、と現れるのが地蔵湯である。かなり風情のある建て構えだ。


入口に立ち、驚く。
靴を脱いで、館内に入る前から男湯と女湯が分かれている。初めてのオールドスタイルである。
左側の女湯への扉を開けると中央に高くそびえる昔ながらの番台。
大きな鏡と、腰高の衣類入れ、時代を感じる興真牛乳と書かれた冷蔵庫。
乳幼児が湯上がりに置いとかれるであろう台が、4,5個分並んでいるところからも昭和の銭湯感が伺える。

天井は高く、3種に貼り分けされた綺麗な柄が並ぶ。
遠目から見ると曼荼羅みたいな柄と花柄とダマスクみたいな柄。
柄からの柄からの柄である。
今まで訪れた銭湯の中で、一番"古き良き銭湯感"をそのまま残した内装かもしれない。逆に新鮮さすら感じ、ちょっと感動を覚える。


番台に座っていた店主がおじさんだったため、少し躊躇しながらも、彼にとってはただの日常であろうと変な自意識を払拭し、番台でお金を払う。
タオルは無料で1枚貸してくれる嬉しいシステム。

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