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【風呂酒日和62-1】 世界湯(せかいゆ)

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。


うーん高田馬場。
とっても栄えているぜ。
チェーン店がたくさん並ぶ駅前通りを歩きながら銭湯に向かう。
この街からいわゆる土着の居酒屋さんを発掘するのはなかなか大変かもしれない。

いや、でも一本逸れた道などにいい感じの気配を感じないだろうか。そんなことを思いながらずんずんと進んでいく。
だんだんと周りの景色が「駅前」から住宅街のようなベッドタウン感が増してきた。窓が開いているのかどこからかほぎゃほぎゃと赤ちゃんの泣き声が聞こえたりする。
家の中の声がわかるくらいあたりは静かで店っぽいものはない。ううむ。

お、やっと何軒か個人店っぽい飲食店が並んだ通りを発見。
マップの「居酒屋」検索では出てこなくても現地で発見したお店の名前を入力するとぽこんと「あ、ここ居酒屋です」と表示されたりする(あるやないかーい)
このあたりかなぁ。
焼き鳥屋さんっぽいところと、ここはカレーかな、そして超絶個人店っぽい季節料理と書かれた看板のお店。
開いている扉の向こうにはカウンターに座るおじちゃんが一人とおばあちゃんが見える。
うん、今日は季節料理か勇気が出なかったら焼き鳥かな。


そんなことを思いながら通り過ぎ、ひとまず銭湯に到着。
自動ドアの入口を通り靴を脱いで靴箱へ。
中に入るとすぐにひろーいロビー兼休憩場所のようなスペースが現れた。
テーブルが2セット、壁沿いにソファとベンチ、マッサージチェアもある。

テレビでかぁぁ。映画館?というくらいの大きさ。
最近のテレビってほんとに大きいよね。テレビって年々大きくなり続けてる気がするのだが。
もう、敷いたらその上で余裕で寝れそうだしこのままいくと数年後は壁一面テレビみたいになりそう。
買い換えの時捨てるの大変だろうなぁ。新規購入時は絶対引き取り込みだな、なんて余計なお世話なことを考えながら奥の受付に進む。
入浴料を払って靴箱の鍵を渡し、ロッカーの鍵を受け取る。
のれんをくぐって女湯へ。

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