見出し画像

「ご」と「お」の使い分けに悩む友人がひらめいた新しい接頭語


「ねぇ、お待ち下さいとご待ち下さいはどっちも使える?」

いきなりそんな疑問を投げかけてきたのはフランス人の友人だ。
どうやら接頭語について考えている模様。
友人は日本に来て長いためほぼ日本語ペラペラなのだが、語学学校には通わずこれまで独学や仕事の中で日本語を覚えたからか、たまにそんな質問が飛んでくる。

「ご待ち下さいは言わないね。お待ち下さいは言う」

「これにはルールがあるよね?」

「ん〜、多分ひらがなが入ってると"お”が付くときが多い...のかな...。でもそうじゃない時もあるな...全部漢字の言葉もあるし」


突然聞かれてうまく答えられなかった私。多分もうちょっとうまい法則性の伝え方とかがあるのかもしれないが、普段当たり前のようにというか、なんとなく感覚で使っていることを説明するのって難しい。音読みか訓読みかの違いかな...とも思うのだが、お化粧とかお食事とかあるよね...。


「なるほどね。覚えるしかないだね」

「そうかも...」

「あれと一緒だ。今ロシア語も勉強してるんだけど、男性名詞、女性名詞ってあるでしょ?あれもルールがなくて覚えるしかない」

「えっでもフランス語にも男性名詞女性名詞ってあるよね?」

ここから先は

1,256字

サポート、嬉しいです。小躍りして喜びます^^ いただいたサポートで銭湯と周辺にある居酒屋さんに行って、素敵なお店を紹介する記事を書きます。♨🍺♨