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企画の教科書 #5 アイディアを練ろう!企画の構想

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企画の構想を練る


 アイディアを練るために、多くの情報を分類整理してまとめあげる必要があります。そのためには、キーワ一ドを洗い出す必要があります。キーワードをカードやポストイットなどを用いて書き出し、まとめていく方法があります。ブレインライティング(ブレーンライティング)(※1)のように、1枚の紙に1つの事柄が理想です。

※1:ブレインライティング(ブレーンライティング)
 BW、沈黙の会議とも言われ、ドイツで開発された思考法です。円形か正方形の机に6人~で座り、配布されたシートに5分間でアイディアを3つ書きます。そのシートを隣の人に回し、回ってきたシートには前の人のアイディアを発展させたり、独自のアイディアを記入、5分後にまた隣に回し、アイディアを出し合う方法。

気になる「言葉」をキーワードとして洗い出す際に、思いついたことや忘れてはいけないものを書き溜める必要があります。一見ムダと思えるものも、のちのち重要となるケースもありえるます。書き留めるということは、別のことを考えたり、中断すると忘れやすいからです。

 次に行うことは、キーワードを整理することです。このために記入したものをチェックすると、重複していたり、関係ないものも含まれています。そこで整理する必要があるわけです。

キーワードの整理が終了したならキーワードの組み立てを行います。

整理したなかに、「これだ」というものがある場合もありますし、実りがない場合もあります。しかし、問題意識をもっていれば、ふとした時に浮かぷこともあります。企画の構想や発想にはよくあることです。

最終的に、イメージをまとめる必要があります。なおまとめ方としては、問題解決技法(例:新QC七つ道具、注釈で説明)などが用いられます。言語データの場合には、新QC七つ道具(※2)を用いることができます。

※2:新QC七つ道具
言語データを扱う7つのツール。「連関図」「親和図」「系統図」「マトリックス図」「PDPC法」「アローダイヤグラム」「マトリックスデータ解析法」で様々視点から問題解決を行おうとするもの。

 問題点や企画のコンセプトが明確になったら、その解決法としてアイディアを出し合う必要があります。斬新なアイディアというと、何か、画期的な発明や発見を連想しますが、そうではありません。直面している課題を解決する方法を案出すればよいのです。アイディアの原型のようなものが浮かんできたら、距離や角度を変え、それを裏から表から斜めから、眺めるクセをつけることです。

次回 企画の教科書 #6

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