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【アーユルヴェーディックな暮らしのすゝめ】来年の花粉対策を始めよう! 

私は元々慢性鼻炎持ちの、花粉は全て反応するアレルギー体質です。
2月~6月までのの春先は、本当に大の苦手。(花粉を除いても未だに春は苦手ですけどね)

そんな私がアーユルヴェーダを生活に取り入れ、1番改善され感動したことが、このアレルギー体質の改善です。アトピー持ちでもあったのですが、今時期のような季節の変わり目を除くと、ほぼ症状なく過ごせています。軽い湿疹が出ることはありますが、気にならない程度です。

では今回はこんな症状に困っている方向けに、何か手助けになる方法があれば…と、私が実際に気にして行ってきたアーユルヴェーダ的対処法を説明していこうと思います。

アレルギー体質はカファ疾患

まず、そもそもなぜアレルギーが原因の症状が出るのかというと、カファの乱れが多く関係しています。
(カファとは、アーユルヴェーダの中で体質を表すトリ・ドーシャの1つです。今後再度ドーシャについてはシェアしようと思いますが、過去の記事をシェアしておきますね。)

カファは重たさ、安定感、潤い、土台を司るドーシャ。身体の部位で言うと、鼻や肺など呼吸器を司っています。その為、呼吸器関係の疾患は、カファの乱れだといわれています。カファが少ないというよりは、憎悪している状態によって、花粉症や慢性鼻炎は発生してきます。

さらに花粉症が流行り出す春先は、このカファドーシャが優勢となる時期です。元々カファが多めの体質の方にはさらにカファの度合いが自然と増えてくるので、過ごしずらい感覚が増える一方。慢性鼻炎の方がさらに花粉症に悩まされるのも納得のいく現象です。

その為、カファを減らす行動が必要になります。
カファを減らす方法はどんな方法かというと、カファと対称のドーシャである”ヴァータ”と”ピッタ”を意識的に増やしていく必要があります。

まずは鼻うがいで鼻を清潔に

まずは鼻うがい(ネティ)を強くお勧めします。
これは前回の記事で紹介したディナチャリアの1つなので、毎朝行うと良い習慣の1つでもあります。
(ディナチャリアについては下記の記事をご覧ください。)

不快な症状が出ている箇所へまずは対処していきます。暖かい塩水を鼻に流し込み洗浄することで、フィルターの役割をしている鼻を清潔に保ちます。花粉症の原因が、外から入ってきた菌の対処ができない場合などは、この鼻うがいだけでもかなりの改善が見込まれます。

また、鼻うがいはドーシャで言うとヴァータを強める性質にあります。カファの重たさを軽くするドーシャです。その為、逆にヴァータが強い方はやり過ぎ注意!ですが、基本的に鼻炎や花粉症で悩んでいる方は進んで行っていただきたいです。

但し、直に結果が出るわけではないので、地道に3か月ほど続けることをお勧めします。
その為、2月から始まる花粉症対策はまさに今の時期、10月頃から始めることがベストタイミングです。
是非始めて見てください。私の使っているネティポットとネティサルトを貼り付けておきます。

https://jp.iherb.com/pr/himalayan-institute-porcelain-neti-pot-1-pot/5968

https://jp.iherb.com/pr/himalayan-institute-neti-salt-eco-refillable-jar-12-oz-340-2-g/6019


カファの重さを取るために身体を動かす

続いて行ってほしい対策が、重さを取り除くための運動です。
カファ疾患は動きが鈍っていることが原因でもあることが多いです。本来あるべき循環が滞り、毒素が溜ってしまう。特に花粉症の時期は雨が多かったり環境の変化が合ったりと身体が外側の環境を受けやすい状況です。
身体は自動的に守りの姿勢に入り、動くことをやめようとする性質があります。

その為、この重さ・だるさを抜くためにも、自発的に運動習慣を作ることがとてもおすすめになります。
これは身体の内側から火をおこし循環を促す、ピッタを強める動きでもあります。行動するための火を活性化させるのです。
おススメなのはヨガ。(私がヨガを教えているのもありますが(笑))
特におすすめなポーズは太陽礼拝です。12ポーズで効率よく身体全身を動かすことができます。ヨガを習慣化できていない方は、是非この動きを毎日3セット程度行ってみてください。
既にこの程度の動きが日常化している方は、普段よりも強めの練習を行う事をお勧めします。
私は意図的に春先のアーサナ練習を強めな内容に変更しています。「少しきついな・・・」くらいが目安です。人によって違いますので、どのくらいが良いかわからない場合は自分の信頼できるヨガの先生に教えてもらうことが良いでしょう。

太陽礼拝の素晴らしさをシェアした記事も張っておきます。

腸内環境を整える

最後に腸内環境。これはアーユルヴェーダの観点というより、栄養学の観点も入ってきます。
アレルギーは腸内細菌のバランスが乱れ、消化活動が正常に行われなかった結果だといわれています。
私も特にこの観点は気を付けていて、腸内細菌を増やしてくれる食事を摂るようにしています。
腸内細菌を増やしてくれる食事とは、酵素を多く含む食事です。つまり、生の野菜や魚等、天然な自然由来の食べ物です。発酵食品もおすすめです。(アーユルヴェーダ的には発酵食品をお勧めしていないので、この点は今自分の中で実験している最中です…)

また、腸内細菌というと乳製品であるヨーグルトやヤクルトなどが思い浮かぶと思います。個人的には、乳製品の乳酸菌はあまりお勧めできません。特に日本人は、乳製品の消化が苦手なため、うまく消化を行う事が出来ず、毒素になりアレルギーが出ていることが多く感じます。
私がまさにそのタイプで、乳製品の乳酸菌を摂ることをやめ、発酵食品や酵素を多く取ることを意識した時の方が、アレルギー症状が落ち着きました。もし乳製品の乳酸菌を取っているのに改善されない方は、菌の採り方を思い切って変えてみてください。案外乳製品の消化が得意ではなかったのかもしれません。

いかがでしたでしょうか?
もし少しでも取り入れられそうなことがあれば実践してみてください。
私はこの方法で辛いアレルギーとの付き合い方がとても楽になりました。もちろんゼロにはならずたまに出てしまうのですが、昔と比べるとかなり軽症で気にならない程度なので、それだけでも十分だなと感じられています。

皆さんにとって、何か力になっていることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。

Om
Hinako

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