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今後の治療方針が決定
夫が精索静脈瘤手術をしてから、翌月と3ヶ月後に計2回精液検査を行った。
手術の甲斐あって数値は多少改善した。
が、この数値では人工受精どころか体外受精でも厳しいとのこと。
残された方法は顕微受精一択となった。
第一関門の卵管造影検査
造影剤を子宮から卵管に注入して、卵管の通過状態を確認して治療方針の決定に役立てるための検査。
生理中に一度内診をし、生理終了直後に卵管造影検査の日程を設定する。
検査後痛みが出る場合があるから心配な場合は痛み止めを持ってくるように、と事前に言われていた。
(この頃はまだ、ネットで不妊治療について情報収集をしていなかった。事前情報を仕入れず、心の準備もせずにいつも通りの心持ちだった。)
検査
この気持ちを吐き出したい。
クリニックから自然妊娠は難しいと告げられてから、どんどん気持ちが落ちていった。
最初は前向きに治療しようと息巻いていたけど、邪念が出てきた。
自然妊娠で出産した友人、同僚、上司。
なんで自然妊娠できたの?
なんで私はできないの?
どうして苦しい思いをしなきゃいけないの?
どうしてお金を払い続けないといけないの?
治療して妊娠できるの?
マイナスの思考に嵌まって、終いには自然妊娠とは
どうしてうちはお金がかかるの?
注:今回は不妊治療開始当初の感情をストレートに書いております。
「どうして自然に妊娠できる人がいる一方で、うちはお金がかかるの?この先いくら払うんだろう。どのくらい時間がかかるんだろう。」
不妊治療を始めた頃は毎日(通院日は特に)、不満を感じて苛立っていた。
勉強した分、自分の知恵となる。
働いた分、自分の収入となる。
努力した分、自分の糧となる。
反対に、
悪いことをした分、自分に
【続】「精子がありません。」
美容院の最寄駅に着いた。
朝食にパン屋でサラダと豆乳ラテを流し込んだ。
そう言えば昨晩、ここ最近連絡をとっていない友人茜にLINEをしたけど、返事がまだ来ていない。
パン屋を出て、美容院に着いて席に案内された。
その時ちょうど茜から返信があり、LINEを開いた瞬間頭を強く打ち付けられた。
出産報告だった。
妊娠していたことさえも知らず、突然の報告に動揺した。
茜と最後に連絡を取ったの
「精子がありません。」
2回目の通院はフーナーテスト。
フーナーテストとは、排卵前〜排卵日の妊娠の可能性が高い日にタイミングをとり、子宮頸管粘液を採取し、400倍視野で運動精子がどのくらい観察できるかをみる検査
医師に指定された日の深夜1時にタイミングをとり、翌朝8時に診察。
検査は痛み無く終わり、診察台から降りて問診室に移動。
医師から言われたのは、
「精子が見当たりませんでした。タイミング法では難しいので次
高度不妊治療の始まり
結婚してから自分で排卵日を予測する「自己タイミング法」を試み続けるもなかなか妊娠せず、夫と一緒に不妊治療専門クリニックで検査をすることにした。
まずはクリニック探しからスタート。
知識なんてなく、とりあえずGoogleレビューを頼りに探す。
幸いにも自宅から徒歩圏内の距離に評判の良いクリニックが見つかった。
(後に通院するにあたってこの距離がいかに高ポイントか身に沁みる。)
検査前日に夫は