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抜けない“執着心”

「うつ抜け」できそうな夫と、別の病気ではあるけど病相に「うつ」がある私。

人と比べてはいけない。

とはいわれているものの…やはり気になる。
生来のもので、治らないとも言われている。
断薬を禁じ、子どもは諦めるべきとも言われた。
(でもこれは自分も自信がないのでよいし、夫も同じく)

元々「躁」が強めな私。

母曰く、子どもの頃から夜が深くなるにつれテンションが上がり多弁、これで寝れるのか?という位。
子どもの頃から年齢なりにお買い物が激しかった。
手にするお金を使い切るレベル。

「うつ」の部分は?となると、「躁」の時にやらかした事の後悔や「過去の辛い思い出の反復」がメイン。
酷くなると人と日常生活を送ることも難しくなり(洗面、お風呂、飲食、トイレなど最低限レベルも)、自死念慮も出てくる。
時々出てくる動悸は理由不明。

夫とは違う双極性障害。

「うつの原因」から離れたら楽になれる…と夫の例で話しましたが、私は楽になれていない。
・仕事がキツく、ストレス満載な会社は退職した。(休職満期)
・元夫とは離婚(当時不本意ではある)
・住んでいた場所から転居

ストレス原からは離れたはず。
強いて言うならば住んでいた場所へ通院しているのが悪いのか。

通院時、かつての良いこと悪いことを思い出し、住んでいたマンションを見かける度に嘔吐することがあった。
今でこそマンションの外装修理され、街並みも変化。
当時の「ご近所さん」も結婚・自宅建築・育児のため(子育て環境は良ものの家賃が高い)ほとんど転居。
まだ面影があるものの、長らく住んでいた街には“生と死”が混在している。
この街の“生”に執着している。

正直なところ、元夫(よい思い出)のことも忘れられない。
あれだけ揉めて別れたのに…。
懇願したけど戻れなかった。
もしも婚姻関係が続いていたら今はどうなっていただろうか?と考えることが度々ある。
子どもがいた?仕事はどうしているか?家を持つことになっていた?
タラは北海道で想像しても過去は過去…。
彼は別の人生を歩んでいる…どうすることもできない。
離婚届を送り付けた時点で引き返すことができないのは分かっている…どこか執着しているところがある。

過去を捨て(たつもりで)再婚をした身。
夫に操を立てるしかない。
イヤイヤ結婚したわけでもない、楽しい時もあれば苦しい時もあり、乗り越えているパートナー。
夫にも忘れられない人(亡くなった人)がいるそうだ。
過去の酸っぱい思い出とは違い、私の中で「生きてるけど死んでいる人」として元夫のことは心の隅へ追いやるしかない。
悲しきかな社内恋愛だったので繋がっている人がおり、現況が聞こえてしまうことがある…。

現況に満足している

近隣の病院へ転院を勧められるものの、この界隈によい精神科は無いといわれ(夫の友だちも散々探した結果遠方の精神科に通っている)積み重なったカルテと先生との信頼関係のためだけに数時間かけ通院している。
通院帰りに「月に1度のご褒美目的」のショッピング・娯楽(食も含む)は「励み」と「解放」になる。
医師はここへの通院=「浪費の原因ではないか?」というが全く持ってその通りで、通院のための交通費もバカにならない。

1か月のうち週6日は家の中。
家事と執筆(現在は企業と契約はしていないのでマイペース)とペットの世話に追われている。
スーパー、郵便局、コンビニなどへ行くのもまとめて週1回。

缶詰め状態になって息が詰まる…といえばそうでもない。

この病気になってインドアが加速した。
外に出るのが億劫で、本を読むことや映像を見続けることもできない。
むしろ週1回外出、月1度の通院程度が丁度よい。

近隣で手に入らない物があれば通販やフリマアプリがある。
うつ状態でない時は「頭の中は浪費のことでいっぱい」なのである。
原因は不明。
得ているものと出ていくもののバランスがおかしい。

学生時代はまだコントロールできていた、社会人になりストレスMAXになった頃からハイブランドやデパートコスメやお洋服に手を出すようになって金銭感覚が狂った。
元夫と出会ってややその傾向が収まったものの、離婚うつから脱出した辺りから再爆発。
現夫もその様子に怯んでいた。

脱・社会人になった今は節約志向が頭の片隅にありながらも、物欲と戦っている。
“満たされないモノ“を“物”で満たしているかのようだ。
かといって手にして満足ではなく(質が悪いタイプ)ちゃんと使用するだけマシ…という言い訳。

打破するにはどうすれば

物欲だけが「躁」の症状ではない。
気性が激しく、寝ずの活動、多弁、溢れるアイデア(は仕事を辞めたため執筆活動にぶつけている)…諸々の症状が出ている。

双極性障害の第一選択薬といわれる薬はもちろん服薬(MAX量ではない)、双極性障害に適応とされる薬はいくつも試したが収まらない。
ある薬の副作用で入院した経験もある。(副作用が原因で失明や死亡する人もいる)

こういった状態が数年続き主治医も匙を投げた状態。
浮世(色々な欲など)から離れ、服薬する薬・量を見直しながらリズムの整った生活を送るため、数ヶ月閉鎖病棟への入院を勧められている。
(※自律神経失調症の治療も含む)
母が閉鎖病棟を経験しているが、まだマシな病院なようで(父の努力もある)経験談を読むとあまりよい話を聞かない。
入院費用がかなり高いというは知っている。
障害者年金だけではではまかないきれない。
夫や親から金銭的手助けをしてもらうつもりもないので断ってはいるものの…先生が言わんとすることは分からなくもない。
自分でも「現状を何とかしたい!」という気持ちがある。
ただ方法が分からない。
あと数年借金の支払いがあり、入院すると手続きができなくなる。
生きがいのライブも行けなくなるとなれば「死んでくれ」といわれているのも同然。
物は要らないらないからライブ(音楽の機会)だけは奪わないでくれ。
そう思いながら、溜め込んだ物の断捨離を進めている。
私を大うつ(離婚うつ)から救ったのは音楽の存在なので大げさではない。
入院以外(できれば通院)でなんとか軽快する方法はないか手探りの毎日。

日々の活動、noteや執筆活動の肥やしに…大切に使います。