「フィルム」のようなワンシーンを。
無機質な冬の終わり。
透き通る空の青空と小春日和。
目を閉じて、
深呼吸。
生命の香りに包まれれば、あの日見た、満開の桜が脳裏に浮かぶ。
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昨年の夏から今日にかけて、多くの写真家の個展や写真集を通し、自身の芸術感性を磨いてきました。
・ソール・ライター回顧展
・市橋織江:写真展「TOWN」
写真集「Paris」「TOWN」
・瀧本幹也:個展「CROSS OVER」
・川島小鳥:芸術手帖
・奥山伸之:写真集「君の住む街」「BACON ICE CREAM」
などなど、、
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それと並行して、ひとりの女性を長い期間に渡って撮影する機会を頂きました。
本格的なポートレート撮影は今回が初めて。
インプット時期を経て得た、偉大な写真家のセンスを、自分の写真にフィードバックできたらと思います。
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いかがでしょうか?
被写体さんの表情を切り取った写真は、下の有料版でご覧いただけます。
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人それぞれのポートレート論はあると思いますが、その場の空気感や距離感を閉じ込めれば、1枚の作品として成立するのではないか思います。
上の写真は全て、「フィルム」で撮影されたものです。
被写体の優しさやその場色味を再現できるのは、フィルムならではの特徴。
また、フィルム撮影は、1枚勝負。
被写体さんとの空気感を大切にしつつ、その場のドキュメンタリー感やアドリブ感を写し出して行います。
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SNSに溢れるポートレート写真には否定的な立場です。
それでも、愛する人や子供のドキュメンタリー映画のワンシーンを切り取るような写真は、これからも撮り続けたいなと感じました。
個人的には、鎌倉の四季を写した映画「海街diary」のような空気感のある写真を撮っていきたいですね。
以上、最初で最後のポートレート記事でした。
Taku
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