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ヨガで分かる 求められるものを汲み取る「相手視点」の重要性

相手の立場に立つことで、相手の気持ちを汲みながら円滑なコミュニケーションができたり、ビジネスにおいても、ターゲットとする顧客に同調・共感することで、本当に必要とされているニーズが理解できたりと、相手視点は非常に大事な視点になります。ヨガと相手視点、今回はこのテーマについて話していきたいと思います。

モーハン:家族や友人とのコミュニケーション、ビジネスにおける社内やお客さんとのやりとり、どの場面においても、相手の立場や相手の気持ちを考えて接する「相手視点」、とても大切ですよね。

ヒマギリ:ヨガでもいかに相手視点を持てるか、とても重要なこと。いま生徒さんが何に苦しんでいて、何を必要としているか。1人でも多くの人の悩みや苦しみを取り除くには何ができるか、どれだけ生徒さんの気持ちに寄り添えるかを常に考えてる。

モーハン:ヨガこそ、絶対に忘れてはならない大切な視点ですね。広告業界で働いていた頃も、常に「生活者視点」を持ち、一人一人の生活者の立場に立ち、生活者が求めるマーケティング提案に取り組んでいました。どんな仕事でも、人とのコミュニケーションにおいても、いつでも相手を思いやることを忘れてはいけないなと思います。
大切なこととはわかっていながらも、つい感情的になってしまって自分のことばかり考えてしまったり、相手が何を思っているかを見ようとしてもそれがわからなかったり、相手視点を持つことって、なかなか難しいことなんですよね。。

ヒマギリ:自分に意識が向いてしまっていたり、そもそも相手の立場に立つことができないことに悩んでいる人も多いよね。いま自分目線になっているのか、相手視点になれているか、客観的に見ていくには条件があるんだよね。

モーハン:条件があるんですか?気になります!

ヒマギリ:例えば、知らない土地や場所へ旅にいくと、その場所の文化やその土地に住む人たちのことって何も分からなくて、相手の立場や相手の視点になることが難しい状況になるよね。

モーハン:なります。いま自分が浮いてしまっているのか、その場所に馴染めているのか、まったく分からない状況ですね。

ヒマギリ:その場所やその土地でしばらく時間を過ごしたり、暮らしてみないと相手のことやその土地のことってわからないんだよね。経験を積み重ねないと、相手視点を持つことってできない。生活に慣れてきたとき、経験したことがベースになって、やっと相手視点が見えてくるようになる。

モーハン:確かに自分がその人やその場所、相手の立場に近い経験をしていない限りは、実際に何を思っているか、何に悩んでいるか理解するのはとても難しいですね。

ヒマギリ:その経験がどんな経験なのかが大切で、なんの不自由もなく、辛いこともない環境で経験するだけでは何も学ぶことができないんだよね。人間って苦しむ生き物で、人生は修行の連続とも言われるように、人って苦しみや傷つく中でこそ、学んでいくんだよね。

モーハン:人生を振りかえってみて、本当にそうだなと思います。失敗や挫折から得た教訓や学びって忘れることなく、たくさん活かされているなと思います。

ヒマギリ:そうなんだよね。勇気をもって取り組んだこと、怖さと向き合った経験を多く積んでいる人の方が、苦しみや相手が抱えている悩みの視点を持つことができる。人は怖さを伴う経験をしている人の方が、相手視点を持つことができるんだと思うよ。

モーハン:怖さを伴う経験、失敗を恐れない勇気。何事も恐れずやってみることですね!

ヒマギリ:そうだね。そして謙虚であること。相手がどんな人生を送ってきて、どんな気持ちで、どんな経験を乗り越えてきたのか、謙虚に向き合うことで、相手の本当の気持ちを理解することができる。謙虚でなければ、相手に求められていることってわからないんだよね。
モーハン:そう考えると、各企業の採用において、体育会系や運動経験をしている人を雇う傾向が高いのも、部活動や運動を通してたくさん苦しい経験や謙虚さを学んできて、相手視点を持ち合わせているからということにもなるんでしょうね。
ヒマギリ:そうかもしれないよね。ヨガにおいても、もともと体が硬かった経験があるから、体が硬い生徒さんに差し出せることがたくさんある。過去に傷つく経験をたくさんしてきたから、傷ついている相手の気持ちがわかって、必要なアドバイスを届けることができる。仕事においても、普段の生活でも、面倒くさいことや怖いと思うことをたくさん経験していけるといいよね。

モーハン:仕事においてもたくさん実践できそうですね!上司がただ部下にやらせるのではなく、上司が自ら進んでやってみる、その姿を部下に見せてあげることが大事ですね!普段の生活で実践がなかなか難しい場合は、ヨガの練習を通して何かできることってあるんでしょうか?

ヒマギリ:結果を求めることをせずに、できないポーズも自分で限界を決めずに挑戦してみる、ポーズを深めてみること。いつもより丁寧に練習をしてみる。呼吸が入るぎりぎりの所まで呼吸を深めてみる。マットの上で、勇気を出していく練習をたくさん繰り返していけるといいね。

モーハン:勇気を出していく練習、早速今日から取り組んでみます!日常でも、怖さに立ち向かう勇気をふりしぼって、相手視点を育んでいきたいと思います!

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