おっさん

ひきこもりのおっさん(既婚で貧困)の手記です

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ひきこもりのおっさん(既婚で貧困)の手記です

最近の記事

手記20240617

 今日もおおむねずっと寝ていてずっと悪夢を見ていた。昨日から始まった新しいバイトは業務量に激しい波があり、多忙な時はとても多忙で特に出来事が無い時にはほとんどずっと座っているだけという感じらしい。そして何かしようと思えば実質的に無限にするべきことが増えてゆくという性質もあると聞いた。慣れてきたらその時の状況に応じて何が必要で何を後回しにするべきかの判断をし、必要なことを実行することを求められるだろう。中年になって新しい仕事を始めること自体は珍しくもないのかもしれないが、そうい

    • 手記20240615

       わたしはアトピー性皮膚炎と喘息と鼻炎という複数のアレルギー性の病気を持っている。今日は午前中に内科に行って診察をしていただいた。症状に大きな変化は無くいつもどおり現在の薬の処方が継続されることになった。  病院で興味を引かれることの一つは待合室の様子である。自分の診察の順番を待っている人々がおおむねいつも長い待ち時間にいらいらしていたり諦めていたりするのを感じるとなんだか自分もいらいらしていたり諦めたりしているような気がしてくるから不思議である。感情が伝染する、という話はよ

      • 手記20240614

         あいかわらず眠気にまったく勝てない。今日は私用で移動する時間が長く、電車やバスに乗っている間はほとんど座席で寝ていた。眠気と争う気も無い。眠いと感じたらすぐに寝ている。  明後日には新しいバイトが始まる。わたしは中年の現在に至るまで脈絡の無い転職を繰り返してきた中でもほとんどバイトでしか雇用されたことが無く、今後もどこかに雇用されるとしてもそういう悲惨な状況が続くだろう。いよいよどこにも雇用されなくなったらその時は妻とともに餓死する時なのだと思う。十分以上に生きたと感じてい

        • 手記20240613

           わたしは人間を悪いものだと認識しているわりには他人と交流するのを好んでいると思う。自分も一個の人間なので他の人間を避けたところで特段の益が無いということなのかもしれない。あるいは人は程度の差があれど基本的には他人を求めるものであり、わたしも例外でないということでもあるだろう。  友人の類がいたことは無いものの、何かの機会で知り合った人とおしゃべりをしたり一緒に何かをしたりするのは多くの場合楽しくありがたいものである。妻の存在も大きい。妻は多方面でわたしの面倒を見てくれる人で

        手記20240617

          手記20240612

           眠い。とにかく眠いので夜に十分寝ているのにその上さらに数時間の昼寝までしていて、それでも眠い。生活なるものは有限の資源の分配の仕方によってその質を左右されるという側面を持っており、その有限の資源の中でもかなりわかりやすいものとして時間が挙げられると思う。一日の半分以上寝ているわたしは「ある程度自由に使えている」と自身が思うような使い方をできる時間に事欠いている。せめて寝ている間に甘美な夢でも見られればまだよいのかもしれないが、そこはわたしらしいというかきっちりと悪夢を見てい

          手記20240612

          手記20240611

           わたしは人並みに音楽を聴いていると思う。そして日常的に音楽に触れる者の中では相当に劣悪な音感を有していると思う。カラオケへ行ったりして歌を歌う機会もあるもののいつまで経っても一向に上達せず何を歌っても一音も合わないままなので、たぶんいっしょにカラオケへ行くような周りの人々にはものすごく迷惑をかけている。  しかし何かをうまくできるのとその何かを好きになれるのとは異なるように、下手でも楽しむことはできる。歌うことのほかにはたとえばわたしは文章を読んだり書いたりするのを好きだし

          手記20240611

          手記20240610

           わたしの座っている窓際から見えるベランダではミニトマトや朝顔やそのほかわたしの知らない植物たちが鉢の中に根を張りさまざまの高さに茎を伸ばし葉を広げ花を咲かそうとしている。育てているのはわたしの妻だ。わたしには植物のことはわからないものの、植物が身近にあるということにはなんとなく助けられているようにも感じる。植物の姿を見て気分が穏やかになったり落ち着いたりするという体験は市場経済のにおいがきわめて薄いので貴重であると認識しながらも、その体験は賃貸住宅に住むという自身を市場化す

          手記20240610

          手記20240609

           今日も寝すぎた。わたしはいつも寝すぎている。特に疲れを感じているのでもないし疲れるようなこともしていないので、おそらく単に生活するために必要な睡眠時間が他の多くの人よりも長いのだと想像している。長く眠りすぎるだけでなくわたしは食べるのも遅く歩くのも遅く日常の買い物に出かけてから自宅へ帰ってくるのも遅く、およそすべての作業に時間を要する。日常生活の維持だけでほとんどの時間を使い果たすことになり、生活のために生活しているというよくわからない状況が常態化している。ろくに仕事をして

          手記20240609

          手記20240608

           わたしほど取り柄の無い人物も珍しいと思う。昔から人並みに何かをできたことは一度も無いし、趣味や友人も持ったことが無い。せめて人格的には真面目だったりやさしかったり面白かったりという美点を備えていれば良かったのだがそうもゆかなかったようで、現実のわたしは真面目さややさしさや面白さといったものを持ち合わせること無く今まで生きてきたし、きっと今後もそうであると予想している。  そのわたしが日頃何をして過ごしているかというと、もう中年になって久しいのにろくに仕事もせずにほとんど自宅

          手記20240608