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拒食症患者-惨めな思い-

どうも。干からびた犬です。
今回は少し暗いお話ですが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

拒食症患者の日常

拒食症になって、実家に戻り、週1回、母の買い物に付いて行く。
そこで食べられそうなものの成分表とにらめっこ。
毎日のウォーキング。
何かしなければ!と学生時代に挫折したExelの勉強して、眠りにつく。
このような毎日を過ごしています。
そんなわたしが、関東で仕事をする姉2人に会いに行ってきました。
当初は「今、会いに行っても気を遣わせるだけだし、、、。」
と思っていたのですが、姉2人は「気分転換においでよ~!」
と言ってくれました。

拒食症になって初めての旅

拒食症になってから遠出をするのは初めてでした。
外で食べられるものは「サラダチキン」のみ。
外食なんて怖くてまだできません。
姉2人には「気にしないで好きなものを食べてね。」
と言っておきました。

姉との再会

姉2人と会うのは数か月ぶりで、母から私の病状を聞いていたけれど、
そこまで酷いものだとは思っていなかったようです。
久しぶりに会っても体型のことには触れられないし、
でもキャリーケースは持ってくれる。
「ああ、優しさが染みるな。」

惨めな思い

ここまで読んだ方、「干からびた犬、恵まれてるやん!」
って思いますよね。
わたし自身もそう思います。
でも、そう思えないのはわたしの本心であって。
原宿の竹下通りで食べ歩きをしている若者を見ても
「こんなもの食べられない」とネガティブな気持ちになってしまったり、
「クレープ食べよう!」とクレープ屋さんに並ぶ姉2人を
竹下通りの隅で20分待ったり。
でも、気にしてないよ、ってフリをするために
「何味にしたん?」「美味しい?」って写真をパシャパシャ撮ったり。
「お昼ごはん食べてくるけど、どこか店見とく?」
って土地勘のない表参道に放り出されたり。
「ピクニックなら一緒にご飯食べられるやん!」と桜の見える公園で
有名なパン屋さんのパンを並べ、インスタに挙げる用の写真を撮り、
美味しそうに頬張っている2人を横目に
サラダチキンと水を手に持つわたし。

旅行やお出かけって
「一緒に楽しめる空間」+「一緒に美味しいものを食べること」
で完結するということを初めて実感したんですね。
帰りの新幹線では号泣。
「なんで普通に食べられへんねやろう、、、」
「なんでわたしばっかり、、、」
「つらい、消えてなくなりたい」

そんな思いでいっぱいでした。

学びもあった

こんな「惨めな思い」をしながらも、今回の旅では「学び」もありました。
それは「自分を過信しすぎてはいけないこと」
行きの新幹線に乗る前、
「例え姉たちが美味しいものを美味しく、楽しく食べていたって、
お昼ごはんの時間に1人だけお店に入れなくたって楽しめる!」
そう思っていました。
実際はその真逆でした。
自分が惨めになってしまった。悲しくなってしまった。
都会でキラキラ働く姉2人と自分を比べてしまった。
まだ、姉2人と会うのには早かったのかもしれません。
都会に揉まれながら地に足を着けて一生懸命働く2人を
心の底から尊敬していますし、大好きで誇りに思います。
だからこそまだ会うべきではなかったのかもしれない。

干からびた犬は、より一層水分が抜けた状態で実家に戻りましたとさ。
もう一度、自分がどうなりたいのか考える良いきっかけになりました。

どうしても外出先で何か食べなければいけない時はファミマのサラダチキンを食べる。

◎最後までお付き合いいただきありがとうございました。
 たった23年しか生きていませんが、
 わたしの生きざま、普段の食事記録などを
 記していけたらいいなと思っております。


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