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誰もが創作を楽しめる、やさしい街でありますように。

※ 100円に設定していますが、無料で読めます。

ものごとを別の視点で考えることが好きです。

たとえば、数字の「4」や「9」は、
「死」や「苦」を連想させるため、
縁起の悪い数字ともいわれています。

でも少しだけ視点を変えてみると
「4」や「9」は、縁起が悪くない見方をすることができます。

「4」は、たとえば、四季(春夏秋冬)、四方(東西南北)、四神など
この世のすべてを表しているかのようです。

四つ葉のクローバー、ポーカーのフォーカードなどなど
いっぱいでてきます。

北海道にはコーチャンフォーという
「4頭立ての馬車」を意味する
大きな本屋さんがあります。

さらにフォーにも4つの意味がこめられています。
四合わせ転じて、幸せです。


「9」は、たとえば、ときめく調味料の1つ
九重味醂ここのえみりんの九重櫻や
九鬼産業のゴマを思い浮かべます。

1ケタの数字では最大の値で、究極や完成を意味するともいわれています。

「最大」と「最大」を掛け合わせると、九九。掛け算です。
掛けるといえば、ブラッド・ピットの映画のセリフを思い出しました。

愛の本質とは、奪うことではない。
生涯をかけて相手への信頼と責任をまっとうする。
そして相手を決して傷つけぬこと。
それに、無限と永遠をかければ愛に近づく。

映画「ジョーブラックをよろしく」より

なんだか「4」や「9」もステキな数字に思えてきませんか?
数字だけで記事が書けそうです。

物事の別の視点から見ることは
リフレーミングとも呼ばれています。

数字のほかにも、群像劇のような
1つのできごとを、複数の視点で
描かれている作品はもっと好きです。

複数の視点で描かれている作品で
SEKAI NO OWARIのFukaseさんのブルーノという絵本があります。

絵本ブルーノは、嵐によって深く傷ついてしまった
どうぶつの王国の物語です。

主人公タルカス(表紙のおサルさん)の視点、そして
王さまの視点から描かれています。

タルカスの視点は
表紙から描かれていて

王さまの視点は
裏表紙から描かれています。

ページの真ん中が、
それぞれの終わりのページになります。

そして、もう1つの視点として登場するのが、
民衆の視点です。

多くの民衆は、
嵐でたいせつな家族や住まいを失って
深く傷ついています。

こんなに傷ついているのに、
どうして王様は助けにきてくれないんだ!

一方で、タルカスは、
王様が助けにきてくれないことを悲しみつつ
王様がやさしいということを知っています。

それは苦しいときに、王様に助けてもらったこと。

そして、タルカスがものごとを一つの視点だけではなく
別の視点や可能性を考えることができること。

少しちがった視点を持っています。

いっぽうで王様は、不眠不休で
嵐で傷ついた国民を救おうとします。

でも王様はたった1人しかいません。

読み進めていくと、
童話「幸福な王子」のような
いたたまれないような気持ちになります。

そして、魔女狩りのような、
現代における誹謗中傷のようにも感じてしまいます。

誹謗中傷による数の暴力、
言葉の暴力のような雰囲気は
本当にイヤでたまりません。

一方リアルの話し合いの場には
一定のルールが存在する場合があります。

たとえば、企業の入社面接とか、
商談の場とか、商品開発のディスカッションとか
リアルな話し合いの場では

話し合いの目的、参加者、時間、ゴールが
決まっています。

また場合によっては、ファシリテーターという
話が脱線したり、人を傷つける発言がないように
中立的な立場の人がいます。

でも、SNSをはじめとした場ではそれがありません。

きっかけはどうあれコメント欄に

「~するべき」といったべき論や
人を傷つける言葉が書き込まれたら
自由に創作を楽しむことは難しくなります。

先日、大切なnoterさんが
退会されてしまいました。

コメント欄には第三者からの
誹謗中傷が書き込まれていました。

見ているだけで辛くて、苦しい気持ちになる。

きっと何を書いても
弾丸のようなコメントの嵐に
かき消されてしまいます。

きっと私なら、恐怖でいっぱいになったと思います。

本当に大切なnoterさんで
かけがえのない存在でした。

記事はもちろんのこと
毎日のように優しいコメントをいただいたり
本当に支えになりました。

ただただ感謝の気持ちばかりです。

しあわせな気持ちでnoteを続けてくることが
できました。本当にありがとうございます。

それだけに悲しくて、悲しくて、仕方がありません。

退会すると記事はもちろんのこといただいた
コメントもすべて消えてしまいます。

昨日から、ときおり涙が流れて止まらなくなります。

その一方で、きっかけとなったかもしれないnoterさんの記事も
楽しみに読ませて頂いていました。

どちらのnoterさんも100記事以上は
読ませて頂いたと思います。

それぞれのnoterさんの記事を
マガジンに登録することもあれば

逆に、私の記事をそれぞれのマガジンに
入れていただいたこともあります。

それでも双方の記事を100記事以上読んでいても
知らないことでした。

当人同士にしか分からないこと
抱えて・傷ついたり・悩んだり・苦しんでいたのかな。分かりません。

noterさんを2人失ったような悲しくて切ない気持ちです。やるせなさが残ります。

私がnoteを続けてくることができたのは
他のSNSなどよりも優しい場所だと感じたからです。

優しくない場所になるときっと離れてしまう。

noteが石を投げるような
コメントがあふれる場所ではなく

誰もが創作を楽しめる
やさしい場所でありますように。

最後までお読みいただきありがとうございます。

コメントを返せるキャパになくて
コメントはお休みします。

絵本ブルーノのタルカスのように
民衆の気持ちや、王様の気持ち、
自分の気持ち・人の気持ち・心の痛みを
想像できるような、優しさを持っていたいです。

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