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【イベント参加メモ】日本情報科教育学会:『情報 I』実施と試作問題公開を受けた今後の情報教育(12月24日)

世間では…

クリスマスとか冬休みとか始まってるらしいという噂も聞くけど、土日でも全校生徒集めてHR+講習+部活動等々、全く冬休み感がない今日この頃。

合間を縫ってオンライン講習会にいくつか参加。
(オンライン講習会の数が激増しているのが一番冬休み感だったり)


一番参考に参考になったイベントは…

日本情報科教育学会の
『情報 I』実施と試作問題公開を受けた今後の情報教育


インパクトのあった数字→共通テスト「情報」試行問題の正答率

代々木ゼミナールの中の人が
「本当に60分で解いたの?」
と質疑応答で聞き直していたけど・・・

堀川高校の一年生には共通テスト情報試行問題、
60分で正答率90%以上いく天才君がいるらしい。
(しかもまだ全範囲習ってない+共通テスト対策0)

ちなみに…
愛知教育大で将来教員になる生徒の正答率は60%。
(ただし時間20分追加で+20%)
情報科教員になる予定(大学院生で情報専修含む)
で83%。

山口大学では数値公表できないが
「単位あげられない正答率」らしい…

堀川高校の共通テスト試行問題正答率データ:

1年生対象(N=40)
Mean:55
SD:15
※ほぼ綺麗な正規分布型
(90点台~10点台まで、ピーク55点付近)

問題別正答率:
第1問:75.4%
第2問:53.5%
第3問:48.2%
第4問:48.0%

※第4問はやってない内容だが、満点の生徒も既に存在とのこと
※堀川高校 藤岡先生はサンプル問題の時もデータ提供等して頂けたけど、毎回大変ありがたい…


私の授業での数値:

第2問B(クレープ屋のランダムシミュレーション問題)
のみ授業でやらせてが、正解率は8割超。

しかし時間15分間まで時間延長許可した結果。
配点15点分=時間8分程度で
最後までたどり着けていたのは2割程度。
(入試偏差値70以上の地域トップ進学校)

堀川高校の第2問Bの問題別正答率は40%台後半だったが、おそらく時間区切った場合、それを大幅に下回りそう。

しかも、多少対策しただけでは直ぐに点数アップしなそうな感触。


共通テスト対策として…


「シミュレーションについて」
等の知識・技能なら講習等でも伸ばしやすい。

しかし、
「シミュレーションのパラメータを変えるとどんなグラフになるか」
等は、(一部の天才以外は)経験積ませないと厳しい。

「問題文・表・グラフを超高速で把握・処理する力」
自体、なかなか伸ばしにくい。

知能的な側面も強く、
「選抜試験」としては機能しやすいんだろうけども。


備忘録(イベントプログラム)

○日時:2022 年 12 月 24 日(土) 13:30~16:30
〇主催:日本情報科教育学会
○テーマ:『情報 I』実施と試作問題公開を受けた今後の情報教育
〇プログラム
13:40 講演「『情報 I』実施の最新動向」
国立教育政策研究所 田﨑 丈晴 先生

14:50 3委員会によるパネルディスカッション
~情報科教育連携強化委員会×情報科教員養成研修委員会×情報科入試委員会~
テ ー マ:「試作問題の公開を受けた今後の情報教育について」
司 会:井手 広康(愛知県立小牧高等学校)
パネリスト:鎌田 高徳(神奈川県立横浜国際高等学校)
藤岡 健史(京都市立堀川高等学校)
阿濱 茂樹(山口大学)
齋藤ひとみ(愛知教育大学)
14:50-15:00 はじめに
15:00-15:40 試作問題に対する見解
15:00-15:10 情報科教育連携強化委員会①(鎌田先生)
15:10-15:20 情報科教育連携強化委員会②(藤岡先生)
15:20-15:30 情報科教員養成研修委員会(阿濱先生)
15:30-15:40 情報科入試委員会(齋藤先生)
15:40-16:00 事前にいただいている質問への回答
16:00-16:20 会場からの質疑に対する応答


明石家サンタ

クリスマスイブらしく? 
明石家サンタでも見てみようかなぁーとテレビ欄を見てみたら別番組。(今年は25日放送らしぃ)

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