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堀川高校正答率(共通テスト情報サンプル問題)&探究カリキュラム

大変参考になるイベント講演記事

「4分の1くらいの生徒が正解する程度の難易度」
(共通テスト情報サンプル問題)


堀川高校進学実績&特徴

男女共学で、全校生徒数は727人。 2022年春の現役大学合格者は、東大6人、京大25人、関関同立に196人国公立大学131人(医学部医学科7人を含む)

「堀川の奇跡」とも呼ばれる探究でも有名な進学校。

堀川高校の探究カリキュラム

「探究基礎」(週2コマ)+「理系探究」(週1コマ)、情報とは全く別

「理数探究基礎」についてご紹介します。

本校はSSHに指定されている関係で、「理数探究基礎」を含めたカリキュラムを構成し、そこで実践研究を行っています。「理数探究基礎」はクロスカリキュラムですので、理科と数学科がお互いに強みを生かしながら絡み合って授業を構築しています。

「理数探究基礎」の授業は週に1時間です。4月に探究の進め方のガイダンスを行って、その後、理科の各科目を、最後に数学のデータの分析という、リレー講義のような形で授業を進めています。ここでは情報科とも連携します。

「理数探究基礎」では、探究的な学びについてかなり重点を置いていますので、理科の実験や、数学の「データの分析」がいかに絡み合って授業を作っていくかが大事になります。



例えば、理科の実験でデータを取り、それを実際に数学の「データの分析」の知識を使ってデータ処理をする。最後に「情報」の知識を使って、表計算アプリなどでその結果を出して、最後にまとめていく、という授業を進めています。

1年半にわたる探究基礎は、大きく分けて3段階ある。まずは1年生の前期「HOP」で、講義やグループワークを通じて、論文の書き方や課題設定など「探究の型」を学ぶ。後期「STEP」では、興味に合わせて少人数講座(ゼミ)を選び、各分野の研究手法を身に付けていく。そして2年生の前期「JUMP」になると、個人でテーマを設定して研究を進め、発表を行い、そのフィードバックなども反映しながら半年間で論文を仕上げる。

学習指導要領の改訂もあって「探究」を検討する学校は多いが、どうしたらよいのかわからないという声も少なくない。導入できても担当者が異動した途端にフェードアウトしてしまい、定着しないケースもよくある。そんな中、同校は教員の異動が多い公立校でありながら、なぜ20年以上も探究基礎を継続できているのか。

「『HOP』は、独自の教材を作ってあるんです。また、『研究部』という部署があり、そこが探究基礎の企画運営を行っている。『STEP』ではゼミ教員を割り振る際、新任の先生とベテラン先生をペアにするなどの配慮も行っており、授業をサポートする大学院生のティーチングアシスタントもいます」

ただ、「HOP」のブラッシュアップは目下の課題だという。

「本校が探究を継続できたのは『HOP』という導入の虎の巻があるという点が大きいのですが、これが曲者(くせもの)で。『型』を学ぶ授業なのでどうしても一斉授業のようになり、『早く自分の探究がしたい』と不満を抱く生徒が出てきている。初期段階で楽しさを感じられなければ探究は日常的なものにならないので、見直そうと思っています。探究の授業を続けるには、教員自身も『探究とは何か』ということを探究し、楽しみながらつねに新しい授業をつくっていくスタンスが不可欠であると感じています」

共通テスト情報のサンプル問題:堀川高校のデータ 

このデータは今の2年生が、昨年1年生のときに解いたものです。前回の公開FDでは、その1年前の生徒の成績を紹介しましたが、大体同じくらいの正答率になっていました。ですので、試作問題の難易度というのはほぼこのくらいかな、と感じています。

この問題には[ア][イ][ウ]と3題ありましたが、[ア]は大体半分くらい、[イ][ウ]は4分の1くらいの生徒が正解する程度の難易度でした。

本校はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)で、大学進学を希望する生徒が多いのですが、その生徒たちでこのくらいの正答率だということがわかりました。



本校の旧課程の生徒は、「社会と情報」の履修生ですが、初めてこの問題を見て、これくらいの正答率が出せる問題ということで、しっかり思考すれば解けるという非常によく考えられた問題になっています。


今年度は、プログラミングはもともとの予定通り、大体15~19時間くらいで進めていこうということにしています。

具体的には、まずExcel関数のような、テキストベースの表計算からスタートして、そこからPythonのほうに持っていくという形の授業展開を考えています。

公務員で受取出来ませんので、お気持ちだけで大丈夫です~