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アサーティブな育成を!

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

リーダーを育成する中で、注意したい特徴が3つあります。
「人間関係の持ち方は、3つのタイプの自己表現に現れる」
と表現した方がわかりやすいでしょうか?

1つめは、積極的(アグレッシブ)です。
このタイプの特徴は、win-loseの関係です。
話す、自分の意見を言う、自分を尊重する、考えを表現する、
まわりのことを考えない、などの
「自分のことだけ考えて、他者を踏みにじる表現」です。

2つめは、受動的(パッシブ)です。
このタイプの特徴は、やはりwin-loseの関係です。
質問する、聞く、客観的な主張、他人を尊重する、考えを表現しない、
まわりのことを考える、などの
「自分よりも他者を優先し、自分のことを後回しにする表現」を指します。

3つめは、主張的(アサーティブ)です。
このタイプの特徴は、win-winです。質問し聞く、客観的に主張する、
自分も他人も尊重する、考えを表現する、周りのことを考える、などの
「自分のことをまず考えるが、同時に他者をも配慮する表現」です。
積極的(アグレッシブ)と受動的(パッシブ)の良いとこ取りですね!

今回はこの、「主張的(アサーティブ)」に注目して見ていきましょう。
アサーティブ(assertive)とは、自己主張すること、
つまり自分の考えや意見を率直に表現することという意味です。
ただし、ここで言う自己主張とは、
自分の主張を一方的に述べることでは無く、
相手を尊重しながら適切な方法で自己表現を行うことを指します。

アサーティブ・コミュニケーションとは、
お互いを尊重しながら意見を交わすコミュニケーションです。

アサーティブの代わりにアサーション(assertion)という言葉が
用いられることがありますが、こちらも同様の意味です。
客観的でありながらも自己主張することで、
相手との信頼関係を築いていきます。
重要なのは、自分のことも相手もことも考えながら、
自己主張することです。

相手に質問を投げかけ、思考を促し、意見を聞き、
時には第3の意見を見出す。
コーチングとも似ていると思いませんか?

ラグビーの監督時代、私はリーダー育成に
このアサーティブな育成を取り入れ、
チームのカルチャー(文化)を作り上げていきました。

キャプテンの主張をリスペクトし、選手も自由に意見を伝えます。
ミーティングも全員参加型で、アンケートは質問形式です。
コーチングを実施し、
選手が受け身の状態でいることを回避するようにします。
「全体の調和」を最も意識して進めました。

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本音の部分では「選手から嫌われたくない、波風を立てたくない」
という気持ちがないわけではありません。
しかし選手育成やチームのカルチャー作りには、
監督として自己主張しました。全員参加型のチームです。

SDGs「誰ひとり取り残さない」持続可能な目標達成には、
アサーティブな育成を、アサーティブな目標達成をお勧めいたします。
リーダーは、メンバーの不安感を下げ、存在感を高めます。
ルール、規律については自己主張もし、意見も取り入れましょう。
そうして、理想的な人材育成を仕組み化していきましょう!

スクラムヒューマンパワーでは、人材育成を通じて、
企業・集団・組織の最適な環境づくりを、
目的・目標設定の効果的な方法をお伝えいたします!


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